ヒガンバナ【松川一静】

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貴方side

いつも通り朝練が終わり、生徒会の仕事もないので普通に教室に向かった

「あ、Aちゃん！大丈夫？？」

「心配したんだぞー！」

「あ、“姫”だ」

教室入った瞬間クラスから色んな声が聞こえた
そうだった。私昨日休んだんだった

『おはようみんな
私は大丈夫！というかこれからちょーっと迷惑かかるかもしれないけどよろしくね』

「Aちゃんのためならいくらでも！！」

「沢山頼れよ〜」

『ありがとう』ﾆｺｯ

クラスの子は本当にいい子達ばっかで恵まれてるなあって毎回思う

こんないいクラスだから担任もいい人だと思うじゃん？
担任はね…

あ、噂をすれば

「はーいお前ら座れよー
よし座ったな、連絡なー図書委員は昼休み集合な以上」

…うん適当でしょ
まあこんなんだけど生徒のことちゃんと考えてくれてるしいい人なんだけどね

あ、生徒会担当の先生でもあるよ

·

特に何事もなく授業が終わり部活の時間
すぐ部活行きたいんだけど仕事があるんだよなあ

『一静、生徒会の仕事あるから遅れるね』

「えーまじかあ了解
及川に言っとくわ」

『ありがとう』

転校生ちゃんの仕事ぶり見られないのは残念だけどこれはしょうがない

あ、夏鈴発見

『かーーりん』

「あ、しーちゃん
って………」

『？どうかした？』

あっ”と声あげて5組に走っていっちゃった
5組ってことは…

「あーちゃん！！！！」

やっぱりあーちゃん呼びに行ったんだ

「なんだ夏鈴うるさいぞ」

勉強の邪魔をされたからだろうか
少し普段より怒っている口調だ

いやそうだとしてもあーちゃん。生徒会の集まりあるんだから勉強してちゃダメじゃん

そんなことを考えていたらいつの間にかあーちゃんと夏鈴が私の前で跪いていた

待ってなんで2人ともこんなことしてるの
どうしたん

いや違う2人がおかしいんじゃない

だって今私は本当の

「「おかえりなさい会長」」

生徒会長(トップ)だもの

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