新人君と店員さん、21話 ページ25
昨日新人君がやって来た。笑顔を絶やさない元気な男の子だ。男性や青年と言うより、男の子や少年と言う表現の似合う彼だ。天使としては多い、茶髪の彼は仕事を覚えるのが早く助かった。
そして今日。朝から「おはザーッス!」と背中をバシンと叩かれた。痛かった。
「Aセンパイ、俺は何してれば良いですか?」
「お会計かな。皿洗いとかは私がやるから、でも暇だったら飲み物とか食べ物作ってね」
「了解です!あ、いらっしゃいまっ、せ!?」
案の定、驚いていた。
本日最初のお客様は白髪悪魔の白銀さんとギザ歯死神の銀城さん。
「新しい子?Aちゃん今日はモカ頂戴、あとショートケーキ」
「かしこまりました!」
モカを作りに白銀に背を向けた。コーヒーの棚から“モカ”と書かれた袋を取り出し、__なんだっけあの機会__ポッドに入れた。後ろを振り向けば白銀さんのクスクスと笑う声と、「待って無理!」と震える銀城さんがいた。一体全体、何があったのか。モカとショートケーキを持って首を傾げた。
新人君も、何やら天使らしくないニヤニヤした顔をしていた。
(そういやさっきから、後ろからカサカサ音が聞こえるんだよな。なんか紙みたいな)
私は背中に腕を回し、顔を赤くした。
<冷やし中華始めました>
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銀理(プロフ) - ファーストMeさん» おやすみなさーい (2016年9月18日 23時) (レス) id: f344d7c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
ファーストMe - 続編でクリーチャー出せや。(福沢さんボソッ)(  ̄▽ ̄) (2016年9月18日 23時) (レス) id: ef3ca94e4e (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 銀理さん» 続編いくの? (2016年9月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 1f857ebe9d (このIDを非表示/違反報告)
銀理(プロフ) - まろんさん» 続編でやる (2016年9月15日 22時) (レス) id: f344d7c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 銀理さん» ワタクシ鬼畜ですからwwそいえば、先ほどテンセーさん描き終わりましたよ。はよ月宮成仏させろやゴルァ (2016年9月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 1f857ebe9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:引退より蘇りし駄作者 | 作成日時:2016年5月14日 12時