【テニスの王子様】花言葉とパレット【幸村精市】 (ページ44)

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39.5:絵の理解者。ページ44

この前の美術の時間に描いた絵は、持ち帰って完成させてから、提出した。
そして今日。
朝から、その提出した絵が返された。

周りの男子が何やら騒いでいる。
女子も女子で、騒いでいるけれど、構わずに、私は席に戻って、絵を裏返した。

幸村先輩を描いたなんて……
心ちゃんに見られたらなんて言われるか……！
恥ずかしさで、顔が熱い。

早く仕舞おうと、画用紙の裏面に目線を下ろすと、赤いペンでメッセージが書かれている。

美術の先生が書いたのかな。

手描きのマスコットのようなうさぎの上に、OK！と書かれていた。
画用紙を手に持って読んでみると、

｢全体的に淡い色合いですが、
夏らしい爽やかさも表現出来ています。
手前の人物は、3年の幸村君ですね？
夏に合った明るい笑顔ではなく、物憂げな表情なのが、良いアクセントになっていますね。｣

と、長々と綴(つづ)られていた。

……もしかして、いきなり授業の内容変えたり、ほんとに気まぐれな先生だけど、ほとんど一日で仕上げたような絵を、しっかり評価してくれる良い先生なのかもしれない。
そう思っていると、目の前の席に心ちゃんが座る。

｢Aー！絵見せて！｣

『え、やだよ……』

そう言いながら、画用紙をサッと机の中にいれると、そんなあからさまに嫌がらなくても……と言われた。

｢今度、ケーキ奢るからー！お願い！｣

『ぐっ……も、物で釣らないでよ……！』

そんな茶番をしていると、授業のチャイムがなった。
やば、準備してない……！
私は、焦ってロッカーに教科書を、取りに行くのであった。

作者の言葉
ども、ミケねこです(=･ω･=)
おかげさまで、もうすぐ1000hit行きそうなのと、続編移行しそうです！(3/3現在)
書きたい話が多くて、続編が大量に出来そうで少し怖いですw
出来るだけ、簡潔に済ませれるように頑張ります……！

さて、どうでもいい話ですがもうすぐ幸村の誕生日ですね。(書いてる日3/3)
いや、どうでも良くないかな？
我らが神の子の誕生日……楽しみです！(*`･ω･´)
だからと言ってなんかある訳でもないです。ごめんなさい(=;ω;=)

なんか……決まりが悪いですね……
えっと、作者のモチベーションに繋がりますので、評価、お気に入り登録お願いします！
(コメントも出来たら…！アドバイス欲しいです…)
それでは、次回をお楽しみに！