検索窓
今日:71 hit、昨日:48 hit、合計:322,602 hit

超過保護 ページ40

末澤「ん?正門どうしたん?顔怖いで」



雑誌の撮影の休憩中
さっきまで嬉しそうにAと電話していたまっさんの顔が強張ってる



正門「あ、いや、今Aと電話してたら後ろでAのこと呼んでる男の声が聞こえてきたんで
心配で」



佐野「仕事なんじゃ?」



正門「今日は休みでマネージャーとカフェ巡り中って言ってたからなぁ」



福本「マネージャーおるんなら大丈夫やろ」



正門「いや、マネージャーが仕事の電話で席立ってるらしくて、今Aカフェの席で1人やねん」



リチャ「ファンの人でもおったんちゃう?それで声かけられて…」



正門「めちゃめちゃチャラい感じやったから心配なんすよ!A〜って感じで軽い感じで声かけてて」



小島「心配しすぎやろ、ラブホ街とかなら危ないかも知らんけどカフェの中なら」



正門「んー表参道のカフェか…大丈夫、か」



末澤「え、今何見てん?」



正門「Aの携帯のGPSです」



末澤「え、妹にGPSつけてるん???」



正門「そりゃもちろん!何があるかわからないですから」



リチャ「え、過保護すぎん?親より過保護やん」



正門「…もう一回電話してきます」




携帯を持って部屋を出たまっさん
相変わらずAのことが心配でたまらんって顔してたけど




佐野「Aちゃんももう大人なんやしそんな心配せんでも…」



小島「ほんまに、超過保護やな」



末澤「でもまぁ、あんなことがあればな」



リチャ「あーあれ、いつやっけ、入所してすぐやったよな」



佐野「え、なんですか?あれって」



末澤「Aが男に襲われかけたんやっけ、大晴が1番詳しいんちゃう?」



福本「あーまぁ現場にいましたからね」



小島「俺も聞いたことないかもな」



リチャ「Aに気遣って誰にも話そうとしんかったからな」



福本「11年組は現場おったんで、全員覚えてますよ
怒らんと思ってたまっさんが怒ってたから全員ビビってて」












2011年6月のどっかの土曜日



『お兄ちゃん眠たい』



午後2時
朝からリハーサル続きで、まだ入所して2ヶ月の俺らの体力は限界に近かった
11年組は一旦休憩と言われて別室に移動して各々休憩やら練習やらしてた時



正門「呼ばれたら起こしたるから、隣の部屋のソファで寝とき?」



1人で部屋を出て行ったA
まっさんも特別変わった様子もなく学校の宿題をしていた

その2→←打ち上げ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (260 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1418人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もんぷぅ x他1人 | 作成日時:2022年8月8日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。