正門の妹、女優やってます

可愛い先輩 ページ27

西村「お邪魔しまーす！」



『はーい、どうぞー』



今日は、なんと！！！Aちゃんの部屋にお邪魔してます

たまたま東京の近くでロケがあって、Aちゃんに会いたいって連絡したら泊まってけ、と




西村「うわ、緊張する」




『何今更緊張してんの笑』




そりゃ緊張するって
Aちゃんは俺の初恋だから！！！
とは言えずニヤケ顔を抑えるので精一杯




『夕食は食べてきたんやろ？』




西村「はい！でもAちゃんのご飯食べたい！」




『えーさっきおつまみなら作ったけど
でも西村お酒飲めへんしな』




西村「おつまみ食べたいです！お酒我慢するんで！」




『私飲むけどええ？』




西村「酔っ払ったAちゃん見たいです！」




『ほんまあんた子犬やな笑
手洗ってソファ座ってて』




初めてのAちゃんの家…めっちゃいい匂い
おしゃれで綺麗で、でも落ち着く感じ
Aちゃんそのまんまやなぁ




『何キョロキョロしてんの
はい、オレンジジュースでよかった？』



西村「あ、ありがとうございます！
いやぁおしゃれやなぁって」




『んーでも家具とか、もらいもんが多いかも
共演者さんとか監督さんとかから』



西村「流石売れっ子女優っすね」



『いつまで続くかわからんけどなぁ』



西村「Aちゃんなら大丈夫ですって！
年取っても色気と美しさがどんどん増してくんで！」



『色気なぁ
西村も最近色気出てきたしな』



西村「え、ほんまっすか？」



『うん、狼煙のDVD見てさ、かっこよかったで？
あ、でもイヤホンガンガンゲームのは可愛かったけど笑』



西村「ステージ以外は、どうですか？」



『ん？ステージ以外？可愛い弟みたいな感じやで？』



いい子いい子ーと言いながらお酒を片手に頭を撫でてくる
ちょっとお酒が回ったのか少し頬が赤い
あーめっちゃ可愛い

でも、いつまでも子供扱いしないでほしい
って思ってても胸のドキドキが止まらないんやから俺は単純なんやろうな




西村「俺、もう19歳ですよ？」



『西村が年重ねても、その分私も年取るからいつまで経っても可愛い弟やで？」



西村「俺ももっと大人の色気学んだら可愛い弟卒業できます？」



『んーそうかなぁできるかなぁ
でも、いやや
西村に大人になって欲しくないわ
ずっと可愛い弟でいてほしい』

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