また明日 ページ38
それから家の近くまで
色んなことを話したし
ジョンイン君について色々知れた
お姉さんが二人いること
犬を3匹飼っていること
チキンが好きなこと
実はバレエもやっていたこと
なんだか私しか知らない彼の一面を知ったような気分で
むずがゆいような
なんとも言えない暖かい気持ちになった
「送ってくれてありがとう!
いっぱい話せて楽しかったよ!
ジョンイン君気をつけて帰ってね?」
JI「うん。おやすみ、また明日な。」
彼は短くそう言うと
来た方向とは逆方向に歩き始めた
「おやすみ〜!ばいばーい!」
小さくなっていく背中に叫ぶと
右手でヒラヒラと手を振った
また明日な…か。
その一言が
なぜかすごく嬉しくて
自然と笑みが溢れる
あの後ユンナから電話が来て
ジョンイン君についてのデータ(なんだそれ)が
知りたいと言ってきたので
今日聞いたことの大体を教えてあげた
YN『さすがオンニ!仕事が早いですね!
じゃ、これから計画練るので
楽しみにしててくださいねぇ〜
それじゃあ、おやすみなさーい!』
言いたいことだけ言って
勝手に切ってしまった
私は何もその計画にワクワクしない…
仕事が早いって…
でも、不思議とキューピッドやると言った割には
ジョンイン君の全てを教えたくなくて
ほんとに大体しか教えなかった
なぜか言いたくなかった
自分だけが知っていることにしたかった
私、ユンナ以上に
ジョンイン君が気になってる
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作者名:ひつじ子 | 作成日時:2014年11月26日 3時