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眠っているしげの頭を撫でながら独り言を呟くとしげの目がゆっくりと開いて
赤「いっ…しょに…がんば…ろうや…」
緑「あ、ごめん。起こしてもうたな。」
赤「ええよ…俺も…かみちゃんと…話したくて…」
緑「また休養期間になったら話そうや。だから今はゆっくり休み?」
赤「おん…おや…すみ…」
また俺はシゲの頭を撫でてベッドへ潜った。
しげと俺の抗がん剤治療は2人が被らないようになっている。俺が抗がん剤治療を受けている時はしげは休養期間で、その反対もそうなっている。しげは今日で一旦抗がん剤が終わる。そして明日からは俺の新しい薬での抗がん剤治療が始まる。
緑「しげ、明日から迷惑かけるかもしれへん…先に謝っとくな。」
赤「そんなんお互い様やんか。一緒に頑張ろな。元気になったら一緒に色んなとこ走り回るんやろ?」
しげと俺は学校は違ったけど同じ歳で中学は陸上部だった。元気なったらどっちが足が速いのか競ったり色んなところを走り回ろうと約束をしていた。
緑「おん、頑張って約束守らんとな。」
その数日後俺は夢の中から抜け出せなくなった。
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Fujitanatsuki14(プロフ) - 照史くんが熱あるのを隠してたけど淳太くんたちにいつもより甘えてみんながおかしいって熱バレて看病される (2021年5月10日 19時) (レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏生 | 作成日時:2021年5月9日 15時