ボクラノ Love Story (ページ35)

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洗面所までしげを連れてきてコップに水を入れてうがいをして貰って寝室までしげを連れて膝枕をしてベッドに寝かせて体温を測る。顔は真っ赤で息も苦しそうでこれは確実に病院行かなあかんと思いながらスマホで近くの病院を調べていた。熱は40℃を越していて近くの病院へ連絡を入れてしげに声を掛ける。

緑「しげ、病院行こか。しんどいの治しに行こうや」

赤「・・・ん、行く・・・連れって？」

緑「よし、偉いな。保険証とか持ってる？カバン見るで？」

赤「保険証も・・・お薬手帳も入ってる・・・」

緑「おっけ。じゃあ準備して車近くに停めてくるな。少し待っとける？」

赤「ここで待ってる・・・」

急いで適当に洋服を来て持ち物を鞄に詰めて、しげが寒くないように上着を準備して車を近くに停めて準備は完了。

緑「お待たせ。俺の上着使ってええからこれ着てな？歩ける？大丈夫？」

赤「おん・・・だいじょーぶ。」

大丈夫と言いながらふらふらと覚束無い足で車まで歩いているしげ。危なっかしすぎて後ろでおろおろしてしまう俺。車に乗って連絡した病院へ。直ぐに見てもらえて脱水症状と熱が高すぎるので解熱の点滴をすることに。まぁ、あれだけ吐いたら脱水になっちゃうよな…と思いながらお会計をしてしげの居る点滴室へ。

赤「ごめんなぁ・・・神ちゃん。」

緑「ええのええの。元気になるんやったらこんなのなんてことないで？もうすぐで点滴終わるみたいやから帰っていいか聞いてくるな？」

赤「おん、ありがとう・・・」

その後看護師さんから点滴が終われば今日は帰ってもいいとあり、薬は明日薬局に行って貰えれば大丈夫と話していた。点滴をして熱も下がったしげは夜中に1時間ほど俺の家を走りまわり俺に怒られるくらい元気になった。

緑「もう！！はよ寝なさい！！」

赤「・・・はぁーい・・・」

その後には疲れたのかすぐにすうすうと可愛い寝顔で寝てしまった。ほんまに今年30になんか？って思うくらい可愛い寝顔で。明日には少しでも元気になりますように。そう願いを込めて頭を撫でてた。

赤「・・・キスしてくれたってええやん・・・」