ボクラノ Love Story (ページ3)

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紫「やっぱりしげちゃんと一緒居ると安心するわぁ…そういえばしげちゃんは最近お仕事どうや？曲の制作とか困ったこととかないん？」

赤「ん？曲もドラマの撮影も順調やで！曲なんてそろそろ完成しそうや！」

紫「すごいやん！今度曲聞かせてな！あっ！もうこんな時間やん！今日はしげちゃんと一緒やからよく眠れそうやわ…おやすみ」

赤「おん、おやすみ濱ちゃん」

俺は寝たフリをしてしげちゃんの様子を伺うことにした。10分くらいすると隣からすうすうと寝息が聞こえてきた…けど寝ながらなにかにずっと謝っていた。最近こんな感じなんやろうなぁ…

赤「…なさい…ほんまに…ごめんなさい…」

紫「…しげちゃん？どしたん？」

魘されてるから仕方なくしげちゃんを起こす。しげちゃんはゆっくり目を開けて俺を見ると目に零れそうなくらいの涙を浮かべて

赤「なぁ濱ちゃん…ここにおって…見捨てんといて…」

紫「ん？どしたしげちゃん。」

赤「俺な…もうどうしたらええのか…分からんねん。」

しげちゃんは泣きながら少しづつやけど悩みを話してくれた。ドラマの撮影でミスを連発して撮影を長引かせてしまい共演者やスタッフさんに迷惑を掛けてしまったこと。撮影終了後に通った楽屋廊下の前でスタッフさんがしげちゃんの悪口を言っていたこと。気持ちを切り替えて楽曲制作をしようと思ったがミスをしてしまったこと、悪口を言われていた事が頭に残ってしまい、遂にはメンバーにも見放されてしまうのではないかと考えてしまった。と話してくれた。

紫「しげちゃんはよお頑張ってるよ。心優しきみんなのヒーローの濵ちゃんがそう言うやから間違いないで。誰だってミスはするもんやで？俺だって生きてきた中でいっぱいあるし失敗して学ぶもんもいっぱいあるやん。それを悪く言う悪者はヒーローの濵ちゃんがやっつけたる！」

赤「濵ちゃん…ありがとう…」

紫「ええって！しげちゃん最近眠れてないんやろ？目の下の隈凄いで？よく眠れるように濵ちゃんがトントンして子守唄歌おうか？」

赤「ええの…？濵ちゃんはやさしい人やなぁ…」

紫「可愛いしげちゃんの為ならお易い御用やで。ゆっくり眠れるとええなしげちゃん。」

俺も君みたいなやさしい人になれるとええな。