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いざ開封 ページ9

上杉「Aから?なんで黒木に。」


若武「てかなにでわかったんだ?」


黒木「感かな、」

忍「気配。」

翼「匂い。」



上杉「嘘だろ、、」

忍「?本当だけど、」


確かに、Aさんから届いてるような気がしないでもないかな?

今怪しいもの全てAさんに直結してる感が否めないけど。




小塚「まずは開けて見ることが先決だよ。黒木の家に届いた時、
他の何かに包まれてたりしなかった?」


黒木「いや。その箱一つ。」

小塚「包装も軽くダンボールにいれただけみたいだし、」


そう言って小塚君は小刻みに振る。

小塚「中に詰め物もない。大分乱雑。急いでたのかな。」


箱を置いた小塚君は鞄からゴム手袋を取り出し私たちに配る。

若武「某青タヌキかよ。」


どんな時でも準備してあるよね。


代表して若武がガムテープを剥がしていく。
いよいよ開封だっ。















彩「携帯?」




そこには小塚君の言った通り、その他のものは何もなくスマートフォンだけが入っていた。


それは私も見たことがある、紛れもないAさんの携帯で、



若武「なんだ、波都橋のじゃねぇじゃん。」

彩「え?」


黒木「俺の感も外れたね。」

小塚「疑い損か、」



若武「七鬼と美門も杞憂だったな。」









上杉「いや、これはAのスマホだ。間違いない。」


七鬼「ああ。気配もそうだけど、俺学校でみたし。波都橋がそれ使ってるとこ。」




黒木「アーヤも?」

彩「うん。私もAさんの携帯にみえる。ただ私の場合スマートフォン自体に詳しくないから、
見間違えている可能性もあるけど。」



どう言うこと?



小塚「おかしい。僕たちが塾で確認した携帯は黒かったよね?」

若武「黒木が電話番号交換したのもそっちだよな。」

塾で?

彩「あ!」



そういえば!黒木君がAさんのスマホを撮った時に持っていたのはこれじゃなかった。


上杉「俺がいつも連絡しているデバイスはこれだ。実際にメールの確認もした
昨晩電話に出なかったのは黒木に送りつけてたからか。」

翼「カバーだけ変えてるって線もあるけど、中身みればわかることでしょ。」




Aさんの携帯【仮】の中の情報をみる。



若武「一番の情報媒体である携帯を我らKZに送りつけて来たその真意、しっかり暴かせてもらうぜ。



波都橋A。」



今度は全員で件のスマートフォンを見つめていた。

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シルクロック - ものすごく面白いです!続き楽しみにしてます! (2021年5月23日 14時) (レス) id: c954b48120 (このIDを非表示/違反報告)
ジンlove - 更新感謝です!いつも楽しみに読んでます! (2021年4月8日 16時) (レス) id: c6e3be00f0 (このIDを非表示/違反報告)
ありしゅ(プロフ) - 更新ありがとうございます!これからも応援しています。 (2021年3月25日 11時) (レス) id: 508ed49a7c (このIDを非表示/違反報告)
ありしゅ(プロフ) - 完結になってますね、、、もう更新はされないのでしょうか?この作品大好きだったので、更新してもらいたいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: bcfae3c88c (このIDを非表示/違反報告)
茉矢 - 一気に読んでくれるとは!鈍間更新ですが、これからもよろしくお願いします! (2020年8月17日 23時) (レス) id: 21f7438531 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉矢 | 作成日時:2020年6月29日 19時

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