検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,418 hit

ヒトツメリッパー殺人事件4 ページ4

その日はいつもとちょっと違った。
「え? 秋弥くんと夏帆さんが行方不明?」
「そうなんだよ。昨日、夏帆と西園の親から連絡が来てな、携帯にかけてみたんだけど、繋がんなくて」
「それってまずいんじゃ……」
そんな話をしながら、日課の花壇の整備をする僕と春子さん。そこにはもう一人、人手不足を話したら快く手伝うと申し出てくれた幸葵くん。
春子さんは渋い顔をしつつ、無口に作業を続ける幸葵くんを見た。
「悪いな、白崎。こっちの都合で手伝わせて」
「別に、いいですよ。一緒に帰るんですし」
幸葵くんは作業が細かい。どんなごみも雑草も目敏く見つけてくれるので、作業が捗る。
それでも普段は四人のところを三人でやったため、日は暮れる。
「今日はこの辺でいいだろう。ありがとな、二人共」
「いえ」
「それじゃ、帰ろっか」
日暮れの道を三人で歩き始めた。

ヒトツメリッパー殺人事件5→←ヒトツメリッパー殺人事件3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠色 | 作成日時:2018年9月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。