43．逆お泊まり ページ44
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和也《で、Aはどうすんの？》
「今夜はもう、どっかのビジネスホテルにでも行くよ。」
和也《えー、もったいね。たかがトイレごときに。》
「トイレなしで一晩とか無理。
尿意がこみ上げるたびにコンビニ押しかける勇気もなし。」
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和也《じゃあ、…俺んち来れば？》
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…え？
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「おれ、んち。」
和也《俺んち。》
「俺んち？」
和也《来いよ。》
唐突な誘い。
和也のことだから、ビジネスホテルに泊まるっていっても「達者でな」とか言われて終わると思ってた。
そもそも、私が和也の家に泊まるっていう概念すら頭になかったからね。うん。
「いや、いいよ。いいいいいい。」
和也《え、なんの遠慮すか。》
「和也の家は、うん。ごめんなさい。」
和也《訳もなく俺をフるんじゃないよ。》
だって…。
なんだろう、気が引ける。
居候の分際で私以上に私の家で寛いでるような男なんだから、いつものお返しにふんぞり返ってやればいいのに。
なんか、うん。だめだ。
和也《付き合ってることになってんだから、俺の家にお前がいてもおかしくねえし。もし女が俺んち押しかけてきても、お前盾にして追い返せるしね。》
「いや、でも、いきなりは…。」
和也《俺も今日ははかどってもうすぐ会社出れそうだから。
車、出すよ。》
「え、ええ…でも、」
和也《風呂とかももう、うちで入れよ。
あ、飯はお願いしたいけど。》
「う、うん…。」
私が口ごもっているうちに独りでに進んでいく話。
あああ待って、心の準備がまだ出来てません…。
和也《せいぜい勝負下着でもこしらえて待ってなさい。》
「馬鹿か！」
なぜか最後のツッコミだけは切れ味全開で終えた電話。
スマホをローテーブルに置いた瞬間、冷や汗がたらりとこぼれ落ちた。
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ちくしょー青春。(プロフ) - しろさん» いつもありがとうございます！！二宮さんの魅力が駄々漏れな回となりました…！ぜひご覧ください！ (2016年8月13日 12時) (
レス) id: 960c7a37b2 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - ドエスだけど優しい二宮さんが大好きです！そして、二宮さん家に行くことになってドキドキです///← (2016年8月12日 9時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - Emmaさん» ありがとうございます！頑張ってまいります！！ (2016年7月8日 22時) (レス) id: 7e5d9a638e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - 絢音さん» そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします(^^)/ (2016年7月8日 22時) (レス) id: 7e5d9a638e (このIDを非表示/違反報告)
Emma(プロフ) - ちくしょー青春。さん» わー更新ありがとうございます！！これからも楽しみにしてますねー！頑張ってください！ (2016年7月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 381253b316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくしょー青春。
| 作成日時：2016年4月12日 21時
