04．OLの未来 ページ4
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私の頭を固定するかのように、後頭部に手が添えられる。
啄むような唇に何度も翻弄されて、最後にチュ…というリップ音を残してゆっくりと離れた。
硬直する私に満足そうに微笑むと、二宮和也は再び先輩に向き直った。
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和也「…これが証拠にならないなら、それ以上のコトも遠慮なく見せつけさせてもらいますけど？」
肩で息をする私とは裏腹に何事も無かったかのように涼しい顔をして、二宮和也は先輩にサラリと告げた。
女「…！」
「、はあ！？」
冗談じゃない。
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同じ部署の先輩に喧嘩売るなんて、…いや正しくは私は巻き込まれた身なんだけど、…ああ末恐ろしい。
明日から私、会社にデスクないかもしれない。
ろくでもないとばっちりを受けて私のOLとしての未来の平和を脅かしたのは、間違いなくこの男。
キッと横目で睨んでやると、「ん？」と私に目をやった。
和也「彼女がそろそろ俺が欲しくて我慢できないそうなので、俺ら帰りまーす。」
女「なんなのよ、もう！あんたなんかもう知らない！
あんたみたいな男、こっちから願い下げよ！」
何の根拠もない「二宮和也みたいな男」を願い下げたのは、もはや引けなくなった先輩の最後の悪足掻きだとは思う。
私達を置いて踵を返すと、ダイナマイトボディのお尻をぷりぷりと左右に揺らして先輩は帰っていった。
「…。」
和也「…。」
嵐が去った後のように、その場が静まり返る。
やがて、ぼーっと先輩の後ろ姿を見送っていた私の隣で、二宮和也が心底だるそうにため息をついた。
和也「…さ。そろそろ帰ろうか？
俺らの愛の巣に。」
たぶん、この場で彼と遭遇してしまったのが運の尽き。
今後のOL人生の平和が終わったことを悟ったのだった。
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ちくしょー青春。(プロフ) - しろさん» いつもありがとうございます！！二宮さんの魅力が駄々漏れな回となりました…！ぜひご覧ください！ (2016年8月13日 12時) (
レス) id: 960c7a37b2 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - ドエスだけど優しい二宮さんが大好きです！そして、二宮さん家に行くことになってドキドキです///← (2016年8月12日 9時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - Emmaさん» ありがとうございます！頑張ってまいります！！ (2016年7月8日 22時) (レス) id: 7e5d9a638e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - 絢音さん» そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします(^^)/ (2016年7月8日 22時) (レス) id: 7e5d9a638e (このIDを非表示/違反報告)
Emma(プロフ) - ちくしょー青春。さん» わー更新ありがとうございます！！これからも楽しみにしてますねー！頑張ってください！ (2016年7月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 381253b316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくしょー青春。
| 作成日時：2016年4月12日 21時
