ひとり。青

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(安田side)









安田「おはよぉ(^^)」









朝、教室へつき、自分の席へ座る。









Aちゃんはまだ来てないみたい。









するとすぐさま









「安田くんっ、おはよ〜♪」









「なぁ、昨日のテレビ見た!?」









安田くん、安田くん、と寄ってくるクラスの女子。









正直うっとおしいなあ、なんて思うけど









Aちゃんの事聞くのに、絶好のチャンス。




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安田「なぁ、Aちゃんのことやねんけどさぁ」









すると、









"Aちゃん"というワードを出すだけで、女子の表情が一気に険しくなった。









「ど、どうしたん? いきなり」









「安田くんが横山さんの名前出すの、珍しいなぁ」









明らかに焦ってる。









安田「Aちゃん、いっつもひとりやから、なんかあったんかなぁと思って。」









一番聞きたかったことを聞いてみた。









「もともとひとりやったよ?
な、みんな?^^」









少し沈黙があって、一番に口を開いたのは山田さん。









いっつも寄ってくるうちのボス的な子。









その子が言うと、つられて他の女子も
うん、うん、と口々に言い出した。









安田「ふうん、そうなんや。ありがとっ」









山田「あ、じゃ、じゃあ、私、トイレ行ってこよーっ」









山田さんが教室から出ようとすると
僕の周りにいた女子が口々に私も、と教室を出た。









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……アイツら、確信犯やんな？









態度も表情も変わってそんなに焦ってるってことは
アイツらとAちゃんに何かあった、って捉えていいんやんな?









そしたらいつの間にか、Aちゃんが席についてた。









安田「わっ、あ、Aちゃん、おはよう(^^)」









あ、焦ったぁ…。









『おはよう(^-^)/』









Aちゃんのこと聞いてたってバレてへんよな…?汗









なぁ、僕も隠し事してるけど、Aちゃんは何を隠してるん？









そんな人に言えないこと？









Aちゃんを、もっと知りたい。









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