ひとり。青

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安田「ずっと……、ずっとずっと、好きやってん」









一気に顔が熱くなってくる。









そしてそっと涙を拭ってくれる安田くん。









安田「へ、返事は、いつでもいいし!
って言うか、オレの気持ち伝えたかっただけやから、だから、その、
Aちゃんの心に、しまっといてください」









ぎゅうっと私の手を握り、へへへ、と笑って見せる安田くん。









今の私には、考える余裕がない。









だからこうやって、返事はいらん、って言うてくれたんかな。









『や、すだくん、』









安田「ん?」









『返事……、絶対するから、だから、』









安田「ん、待ってるな?」









ふわっと笑う安田くん。









安田「………もう、帰ろか、」









『うん…』









それから彼は、スタジオに戻って来ることはなかった。









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