ひとり。青

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安田くんも辛いと思う。









いきなりバンドやってくれ、って言われて。









『安田くん……、ごめんな』









安田「っ、Aちゃんは、悪くないよ……。」









すると、不意に抱きしめられた。








『やすだっ、くん…っ!//』









安田「……Aちゃん、無理して、笑わんでいいんやで?」









『え………?』









安田「解散したこと、全部大倉に聞いた。
あんな解散の仕方、誰だって辛いわ…」









『っ、』









あの日のこと、思い出して、蘇ってきて。
未だに整理ついてないんやもん。
安田「泣きたい時は、泣いていいんやで」
安田くんの優しさで、一気に涙が溢れてきた。
『っ、怖い、よぉっ………!!
みんな…、みんな私から離れていっちゃいそうで…っ、』









うん、うん、と頭を撫でながら聞いてくれる安田くん。









『すばるさんや丸山先輩みたいに、今日だって忠義がどっか行っちゃって……、
安田くんも、いつかおらんくなりそうで……』









安田「オレは、ずっとAちゃんのそばにおるよ」









安田くんは私の体を離して言った。









安田「弱みに付け込むのはアカンと思うねんけど、オレ……、Aちゃんが好き……!」









『えっ………!?//』









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