ひとり。青

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最近、すばるさんが構ってくれへん。









一緒に帰ろう、って言っても









一緒に遊ぼう、って言っても









いつも断られる。









おまけに、いつもお昼一緒に食べよう、って言うてくれてたのに、めっきり誘いに来てくれへんくなった。









すばるさん…、私のこと嫌いになったんかな?









でもバンドの時は今までと変わらず接してくれるし…。









すばるさんと、いきたいところいっぱいあんのに。









『っすばるさん! 今日練習終わったらry「悪いな、無理やねん」









ほら、今日も。









『……わかりました、すいません、引き止めて』









私は頑張って笑顔を見せるのに









渋谷「んあ、ええよ。きいつけて帰りや」









すばるさんはいつも動じない。









『はい…』









丸山「…A、ちゃん?」









練習帰り、ひとりで歩いてると、丸山先輩に声をかけられた。









丸山「まーたすばるくん、アカンって?」









『はい。なんでなんですかね、私、なんかしたんかな……』









うーん、と顎に手を置いて考える丸山先輩









丸山「ほら、ライブ前やん?やからすばるくん、自分の中でピリピリしてんとちゃうかな?」









『そう、なんですかね...』









丸山先輩の言うとおり、ピリピリしてるだけかも知れん。









そしてライブ当日。









すばるさんと丸山先輩が受験やから、このライブで一旦バンドはおやすみになる。









会場して、無事に出番も終えて。









大倉｢オレらのライブ久久やったから来てくれた人みんな盛り上がってくれてましたよね!｣









丸山｢せやなぁ、……いやぁ、ええなあ、ライブ!!｣









楽屋で余韻に浸っていると、









渋谷「A、大倉、俺とマルから、言わなあかんことがある」









楽屋で、すばるさんが集合をかけた。









すると丸山先輩の顔つきも変わり、次第にピリピリした空気が流れるようになった。









『な、んですか……?』









わたしはごくり、とつばを飲んだ。









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