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(安田side)
渋谷「……バレてもたかあ〜」
ば、バレてもうた、って…
安田「どういうことですか…?」
前から隠してたんですか?
すると渋谷さんは座りなおして、
渋谷「お前にやから言うけど、」
安田「はい」
渋谷「俺は好きで上村と付き合ってるんやない」
安田「……え?」
好きじゃない、って…。
渋谷「上村に言われたんや、Aと関わるな、って」
予想外やった。
普通って両思いやから付き合うもんじゃないの?
渋谷「上村、俺の事好きらしくて、俺が可愛がってたAが嫌で嫌でしゃーなかったんやろな。
ましてやおんなじクラスやし」
上村さん、って、どちらかというと純粋で可愛らしいイメージやったのに...。
渋谷「それでも俺、Aとおんなじグループやし、それは出来ん、って言うたんや。
そしたら、Aと縁切らん代わりに、俺と付き合え、って」
俺ってほんま最低やんな、と呆れ笑う渋谷さん。
安田「そう、やったんですか…」
渋谷「だから頼れるのはおんなじクラスのお前しかおらんねん」
真剣な眼差しで言われた。
渋谷「Aもな、最近、安田くんが安田くんが、って俺によう喋ってくれるんや」
それって…
渋谷「Aの想いも、ちょっとずつ、お前に傾いてきとる」
脈あるんちゃうん…。
安田「渋谷さん、僕……」
渋谷「俺には出来んこと、お前には出来るんやから。
しっかりやってくれよ」
安田「Aちゃんがたとえ渋谷さんのことが好きでも、
たとえ振り向いてもらえなくても、
Aちゃんをずっと好きでいますから!
渋谷さんには、負けないですから!」
ありがとうございました、とだけ礼を言い、会計して帰った。
このまま、突っ走っていくしかない。
そう思った。
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ちぱぱ(プロフ) - ∞宇宙∞さん» ありがとうございます!感動したなんて言っていただけて本当に嬉しいです!次作完成しましたので、どうぞお楽しみください! (2014年7月29日 10時) (レス) id: 5dc796ae19 (このIDを非表示/違反報告)
∞宇宙∞(プロフ) - 完結おめでとうございます! すごく感動しました( ;∀;) 涙も出ましたよ~!次回作も楽しみにしてます~ (2014年7月28日 12時) (レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱぱ(プロフ) - *∞すばへにゃ。∞*さん» ありがとうございます!! (2014年7月18日 0時) (レス) id: 7b40536bd3 (このIDを非表示/違反報告)
*∞すばへにゃ。∞*(プロフ) - 涙が出てきちゃいますっ、頑張ってください!、応援しています♪ (2014年7月17日 0時) (レス) id: 31d3d3d7b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぱぱ | 作成日時:2014年1月3日 21時