検索窓
今日:6 hit、昨日:31 hit、合計:71,147 hit

19 ページ19

.







授業が終わって教室を出たところで、聡に声をかけられた









「レポート、褒められてたじゃん」


「あぁ…あれね」









健人くんが専門家みたいに語ってくれたお店のことをレポートにまとめた









授業の中で批評会が行われるとは、思っていなかった









「やっぱりかっこいいよね〜、健人くん」









後ろから話を聞いていた瞳が私の肩に腕を回す









「そんなにすごい人なの?」


「まぁ…健人くんはすごいよね」


「Aの従兄弟だっけ?」


「うん」









相変わらず温度のない私は、冷淡と会話を進める









私はきっと、どう頑張っても健人くんのようにはなれない










「Aはその人のこと好きなの?」


「…は、ぇ、えぇ?」









聡のそのひとことに思わず大きな声を出した









そんなこと、考えたこともなかった









そりゃもちろん、大好きな存在ではあるけれど









「Aにはイケメンな幼馴染が居るもんね〜」


「ちょっと瞳! やめてってば…!」









彼女は、前々から私と勝利のことをなにかと冷やかしてくるのが好きなのだ









そういえば、健人くんはなぜ彼女を作らないのだろう









かっこいいしモテるし、すぐにできそうなのに








私が居るから、なのかな









私は健人くんの、お荷物、なのかな








.

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
284人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです^^続編もよろしくお願いします! (2019年4月24日 23時) (レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです!一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えつ | 作成日時:2019年4月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。