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次の日は、土曜日だった
朝目覚めてお店を覗くと、白い服を着て腰にエプロンを巻いている健人くんが目に入った
時計の針はもうすぐ10を指すので、そろそろお店を開ける頃だ
階段から降りてきた私に気づくと、いつもの優しい笑顔を向けてくれる
「おはよう。よく眠れた？」
寝起きのすっぴん顔を彼に見られるのにも、もう慣れた
初めの頃は相手が美しすぎて、自分のそんな姿を見せられたものではなかった
「Aも暇だったら、お店手伝って」
「…ん、分かった」
今日は素直に、従ってみることにしよう
昨日私が涙を見せたからか、健人くんは洗面台に向かうために奥へ入っていく私をいつまでも心配そうに見ていた
ねぇ、寂しくなんかないよ
私には、健人くんという家族が居るんだもん
私が寂しくならないように、私が1人にならないように
この家に、この店に、来てくれたくせに
意外と健人くんって、分かりやすい
その優しさは、ちゃんと伝わってるよ
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えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです＾＾続編もよろしくお願いします！ (2019年4月24日 23時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです！一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2019年4月6日 22時
