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とりあえずお風呂入ってきな、と言われて傷口を守るようにして湯船に浸かった
台所では、健人くんがシチューを作ってくれている
私があの場に落としてきたじゃがいも抜きの、少し寂しいシチュー
暖かいお湯はまだ傷口の痛みを増す
肩まで湯船に浸かると、彼のことを思い出していた
栗く……ふーまくん。
菊池、風磨くん。
何度も何度もその名前を頭の中で繰り返す
教科書に載っている歴史上の人物の名前を覚えるのには少なくとも3日くらい必要だったのに、彼の名前は忘れない気がした
背中、暖かったな…
いつ、お店に来てくれるのかな
その時に5千円、返さないとな
そんなことを考えながら、どこからかやって来る美味しそうな匂いに思いっきり空気を吸い込んだ
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えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです＾＾続編もよろしくお願いします！ (2019年4月24日 23時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです！一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2019年4月6日 22時
