第3話 ページ3
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そんなことより、部活入らんとや。
俺が通うここ『七色高校』は、部活に力を入れてる方の学校で。
１、２年生は、絶対部活に入らなあかんねん。
……………どうしようか。
運動部とか文化部とかそれ以前に、人と関わりたくない。
もうどうすればええねん。
５月までに決めなあかんのに、ほんまどうしよ。
そう思った瞬間、ある部活のことが頭に浮かんだ。
その名も＿＿＿
『一人部』。
正式に言えば同好会やけど。
たしか部員は、６人くらいやったな。
なんか、好きなことしてええんやって誰かが言っとった。
もう俺の中で選択肢は、『一人部』しかなかった。
そうと決まれば、放課後行ってみよ。
なんて思った時、チャイムが鳴った。
昼休み終了の合図や。
いつの間にそんな時間たったん！？
あかん、教室行かんと！
急いで弁当を持って、教室へ走った。
あー、もう、階段おりるのしんどい！！
１年生の教室２階やねん！
しかも、俺のクラス南校舎やし。
あ"ぁ"、もう！！
そんなことを思いながら、廊下をダッシュしてると、
「うわっ！」
「！？」
ﾄﾞﾝｯ
誰かとぶつかった。
ぶっかったのは、真面目そうな男子生徒やった。
すると、
「す、すいません」
とだけ言って、彼は走っていった。
片手に本持って。
って、そんなこと考えてる場合ちゃうわ！
授業遅れる！！！
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作者名：*のぞみーる* | 作成日時：2019年4月1日 14時
