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裕said
すばるが倒れてから初めてのグループでの仕事。
3人にバレへんように
その話題にならへんようにしようっていうのが
ヒナと立てた計画だった。
あえて時間ギリギリに行く。
裕「ごめんな。前の仕事長引いてもうて…」
章「大丈夫やで〜。」
忠「もうあとメイク横山くんと村上くんだけやから
着替えたらすぐやってもらえるよー」
裕「あれ?ヒナは?」
隆「まだ来てない。
この前にも仕事あるっていうから
それが長引いてもうてるんかな。」
章「そういえばさ渋やん元気やった?」
忠「そうやん!会うって言ってたもんな。」
いきなりこの話題になってびっくりした。
平静を保て。俺。絶対バレたらあかん。
隆「俺も行きたかった…なんでお腹痛くなるんや…」
忠「横山くん、俺誘われてないんやけど。」
裕「だって大倉忙しそうだったやん。
他のみんなも来てないで?」
忠「ならいいけど…俺にも声かけてや。」
章「いきなり電話かかってきたから
びっくりしたわ。」
裕「てかようもしもしだけですばるって分かるな。」
章「そんなんこんだけ一緒にやってきたんだから
すぐ分かるて。話せてめっちゃ嬉しかったわ〜。」
隆「ええな〜。すばるくん俺も会いたいな。」
亮「俺も!横山くん計画立ててくださいよ。」
裕「いやっ…」
隆「なんで?独り占めしたいん?え?」
裕「そんなんちゃうけど…昨日聞いた話やと
すばる今は一時的に日本に帰ってきてるけど
これからまたしばらく海外行くらしいねん。
で、今日から実家で家族と過ごすって言ってたから…
なかなか難しいんちゃうかなと思って。
あと1週間も日本にいないし。」
章「そんなんや…残念やな。」
何とか怪しまれないような言い訳出来たかな…
ふと顔をあげたら大倉と目が合った。
何故か大倉には見透かされてるような気がした。
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作者名:黄色担 | 作成日時:2020年11月7日 0時