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裕said
ヒナが忘れ物とりに戻ってから
かなり時間が経っている。
なんかあったんはわかるけどどうしたんやろ…
しばらくすると半べそのヒナが帰ってきた。
す「ヒナどうした?」
信「…大倉に言いすぎてもうた。」
亮「何があったんすか?」
そこでヒナから病室であったことを聞かされた。
俺が見た大倉にそんな素振りがなかったから
ほんまにびっくりした。
大倉は自分の運命を悟ってるんか
ただ今回のことで心が参ってるのか
俺には分かれへんけど
大倉を1人にしたらあかん気がした。
でもそれと同時に
今行っても同じことの繰り返しな気もして
どうするんが正解なんか分からんかった。
章「大倉きっと泣いとるやんな…」
隆「じゃあもっかい病室に」
章「でも俺やったら…俺が大倉やったら
今はひとりにしといて欲しいと思う。
その優しさに傷ついて自分を嫌になると思う。」
正直意外やった。
ヤスがそんなこと言うなんて思ってなかった。
でもヤスの意見には説得力があって
ほんまに大倉のこと考えてるんやってのが
ちゃんと伝わってきて
俺らは明日みんなで大倉の病室に行くことにした。
章「信ちゃんほら泣き止まんと…」
ヤスが凄い存在に思えた。
こういう所があいつのええとこやな。
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作者名:黄色担 | 作成日時:2020年4月19日 22時