見えない愛2 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:21,675 hit

56 ページ6

章大said
一言も喋らない亮のことが気になってて
先生が大倉のことを見に行ったタイミングで
横を見てみると亮は静かに涙を流していた。
声をかけたら本人も泣いてることにびっくりしていてだけど大丈夫って言って涙を拭ったから
とりあえず話を終わらせた。

なんで大倉ばっか大変な思いせなあかんのかな…
グループのこともたくさん考えてて
ジュニアのことも面倒見て
ずっと頑張ってる大倉をなんでこんな苦しめるんや？
当たり前に過ごすこともできないなんて…
なんでこんな不平等なん？
死んでまうかもしらんなんて嫌や…

亮｢章ちゃん？行くで？｣

章｢あっごめん｣

俺暗い顔してもうてたかな…
でもみんなに心配させる訳にはいかないから
スイッチ入れなきゃ！

医｢大倉さん目覚めましたよ｣

章｢大倉？わかる？｣

忠｢ヤス…｣

裕｢大丈夫か？｣

忠｢うん…｣

亮｢よかった。｣

隆｢心配したで！｣

信｢たつ…少し入院延びてもうたわ
右足折れてもうたって。｣

す｢でも大丈夫やから｣

忠｢…わかった。｣

その日はまだ体調が優れなかったから
大倉が寝やすいように早く帰ることにした。
でも病院の駐車場で村上くんが忘れ物に気づいて
取りに帰った。やから俺らも待ってることにした。

54～56話を一部変更させていただきました。
2020/05/12以前に読んでいただいた方は
その3話だけ読み直していただけると
これからの話がわかりやすいと思われます。