見えない愛2 (ページ3)

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忠義said
そこからしばらくの間抗がん剤治療があった。
辛かったし苦しかったけどみんながそばにいてくれて
その顔を見ることが出来るから
何とか乗り越えられた。
退院の日程が決まって、退院に向かってるんやって
実感出来て嬉しかった。
みんなも毎日来てくれて
Jrが来てくれた日もあった。
俺はたくさんの人に助けられているんやって知った。
その事が更に俺を勇気づけてくれた。

ー退院の日
病院の外に出るのは久々でほんまに楽しみやった。
11時にみんなが迎えに来てくれて退院やけど
楽しみで
朝早く目が覚めてしまった。
朝ごはんもまだ来おへんくて
まだみんな来ないし、暇つぶしの物も
全部しまってもうたからすることないねん。
ふと窓の外を見ると、綺麗な花が咲き誇っていた。
花を見てたら無性に近くで見たくなって
俺は中庭に行くことにした。
外に行くと久々の日光がとても眩しく感じて
激しい目眩と頭痛が襲ってきた。
俺の意識はそこで途切れた。