Part of me (ページ1)

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松村side

遠く離れてもここに居るよ

誰かが君を忘れても

僕は何処へも行かないよ。本当だよ。

君が忘れる日が来るまで僕は生き続ける

壊れたこの羽で泣いてる君の元へ飛んでゆこう

僕はこの砦で誰か来てくれるのを待っている

とてもじゃないけれど寂しくて

どうしても耐えられそうにはない

髙地がよく口ずさんでいたこの曲は

いつしかSixTONESみんなが歌えるくらい

愛される曲になったよね。

この曲を聞くとまだ髙地がここにいるみたいで

寂しくて悲しくて切なくてでもどこか嬉しくて…

髙地がいなくなってからもう何年も経つのに

今でもこの曲を毎日のように聴いてしまうんだ。

俺の気持ちを、髙地の気持ちを

この曲が代弁してくれてるような気がして

いつも1人思い出にふけってしまう。

今でも髙地の面影を探してそれに縋って

こんな情けない俺の事を見て髙地はきっと笑ってるよね。

ねぇ、ひとりは寂しくない？

いつか俺がそっちに行く日が来たらたくさん話そう。

髙地に伝えたいことがたくさんありすぎて。

髙地は本当にたくさんの人に愛されてたんだよ。

それはそれは今でも感じることができるくらいに。

それとね、やっと俺は少しだけ前を向けそうだよ。

もう一度SixTONESでステージに立つよ。

髙地も来るよね？やっぱ6人じゃなきゃ。

…じゃあ行ってきます。

『髙地の写真に行ってきますをする』

この柄にもないルーティンももう3年続いている。

髙地がいなくなってからずっと

心から笑うということが出来なかった。

けど今日は久々に

心からの笑顔を大我に向けられた気がする。

日々笑顔…だよな。