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信五said
すばるとヨコが先生から話聞いとるから
その間、亮が1人にならないように
俺が亮のそばに居ることになった。
相変わらず、未だにデレッデレの亮や。
亮｢ねぇ村上くん…｣
信｢どないした？｣
亮｢俺さぁ…大倉に迷惑かけてもうたなぁ。
大倉に良くなってもらいたいのに…俺のせいで…
俺がもっとしっかり気にしてれば…俺は…｣
亮がどんなことを考えたのかはわかんないけど
それでも、亮のせいやないってことは、
亮に理解してもらいたい。
信｢亮は悪ないよ。そんなん大倉も分かっとる。
大倉のそばで笑ってやれば、あいつは喜ぶんや。
だから、自分を責めんといてな。
亮はそのまんまの亮でええねんで。
最近やって、頑張ってるやんか。
みんな亮の頑張りを、性格を、理解してるから。
だから、安心せい。お前には俺らがおる。
メンバーやなくても、俺らがおる。
もちろん、大倉もおるよ。
せやから大倉が大変な時は俺らで励ましたろうや？｣
亮は俺にピタッとくっついて静かに泣いた。
亮｢でもぉ…俺は大倉にﾋｯｸ謝りたいねん。｣
亮の性格からして、
絶対言うと思っとったけど
やっぱり言うたな。
性格ってやっぱ昔っから変われへんなぁ。
ジュニアの頃から全然変われへん。
だからこそ、知っていることがある。
信｢そんなら謝りに行こうや。
焦らんでええから。俺も着いたったるから。
謝りに行けば、それでおしまいや。｣
亮｢うん…｣
信｢もう大丈夫や。
ずっとおったるから、もう寝ぇ。疲れたやろ。｣
時計は10:50を指していた。
別に俺らからすれば遅い時間やないけど、
今日は沖縄から飛んで帰ってきたらしいし、
やっぱ色々あって疲れてたんやな。
亮は少しポンポンしたら直ぐに眠りに落ちた。
一定のリズムでスースーと聞こえる寝息に
俺は安心した。
にしても、すばるとヨコ遅ないか？
なんかあったんやろか？
でも、ここ離れるんもな…
亮が起きてまった時にひとりやったら…
俺も眠くなってきたわ。
戻ってくるまで少し休んだろ…
起きたら窓から見える景色は明るくなっていた。
亮はまだ寝ている。
携帯には2件のラインが。
ヨコ｢おはようさん。
あんまり気持ちよく寝とるから、先帰るな。
一応起こしたんは起こしたで。
お医者さんの話はゆっくり話すから。
とりあえず緊急のことだけ。
大倉の抗がん剤治療が始まります。
じゃああとよろしく頼むで！｣
すばる｢寝顔かわええな。
今日10時くらいに行くから適当になんかしてて。｣
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作者名：黄色担 | 作成日時：2019年10月17日 23時
