2 ページ2
北斗said
車に乗り込むとマネージャーの第一声が
「大丈夫ですか？」だった。
俺…そんなに顔色悪いか。
念の為マネージャーには体調不良のことを伝えておいた。
今の俺には普段なんともないこの車の揺れさえも
刺激になりそうだったから
早めに目を閉じて夢の世界に入ることにした。
「松村さん着きました。大丈夫ですか？
もししんどかったら無理しなくていいですよ。」
マネージャーにも気使わせてしまった。
「うん。ありがとう。大丈夫だと思う」
そう言って俺は重い体を引きづって楽屋に入った。
「あっ北斗…」
もう京本は来ていてドアを開けた瞬間目が合った。
「北斗体調悪い？熱？」
やっぱバレるよね…鋭い。
多分変に誤魔化さない方が良い奴だよなこれ…
「熱は測ってないけどちょっと頭痛いんだよね…
まぁでも今日仕事これだけだし大丈夫。」
「無理しないでよ。なんかあったら言って。、
俺じゃ言いにくいかもだけど笑
まぁ今日俺しかいないからね。」
「ありがとう。」
それ以降特に会話をすることも無く
それぞれメイクをしてもらったりしてる間に
取材の時間になった。
正直朝よりフラフラするんだけど
今更リスケしてもらうとか考えらんないし
やるしかないよなぁ。
まずはインタビューから…
質問されても頭が回らなくて上手く答えられない。
そこを記者の方にバレないように
さりげなくフォローしてくれる京本には感謝でしかない。
俺が話せない分たくさん話してくれてるし
迷惑かけちゃってるよな…わりぃ京本…
次は撮影に入る。今回は全部での撮影だった。
次々に切られていくシャッターは
今の俺にはかなり耐え難い。
ちょっと限界かもしれない…
ある時不意に急な目眩に襲われて
俺は思わずしゃがみこんでしまった。
「ちょっと北斗！大丈夫？フラフラする？」
京本が心配そうに寄り添ってくれた。
「立てそうだったら掴まって立っていいよ。
無理そうだったら1回中断する？
それか座った撮影にしてもらう？
俺はどっちでもいいよ。」
今の俺には京本の甘い言葉が染みる…
中断するとまた再開できるか分からないから
座った撮影でできるならそうしたい。
「座ったまま…できるかな…」
「カメラマンさんに頼んでくるね。1人で大丈夫？」
「うん。ごめん。」
京本がカメラマンさんに頼みに行ってくれて
座ったままの撮影になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちまる - 初めまして。リクエスト失礼いたします。メインは樹くんで症状はストレス性の胃腸炎がいいです。でもメンバーに心配かけたくなくてずっと我慢してた悪化した頃バレちゃうのがいいです。サブは全員で北斗くん多めだと嬉しいです、よろしくお願いします (2023年2月8日 1時) (
レス) id: ef94e12486 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - あさん» リクエストありがとうございます！了解しました。しばらくお待ちください。 (2023年1月20日 21時) (レス) id: 86f9507ef2 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 初めまして。リクエストさせて頂いてもいいですか？メインはジェシーで症状は熱と過呼吸でお願いします。体調悪かったけど他のメンバーも体調不良で隠して倒れてしまう話が読みたいです。よろしくお願いします。看病と他メンの体調不良の人はお任せします。お願いします (2023年1月20日 16時) (レス) id: 74af0cc4e7 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - miihoku推しさん» 了解です！しばらくお待ちください。 (2023年1月17日 6時) (レス) id: 86f9507ef2 (このIDを非表示/違反報告)
miihoku推し(プロフ) - 重めがいいです。 (2023年1月17日 6時) (レス) id: 698b69ee2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひとみ | 作成日時：2023年1月14日 10時
