永愛 ページ5
「いのう、りょく…?」
そう聞き返すと、凛お姉さんは深く頷いた。
「そう、異能力。この世界じゃ、異能力を持ってる人がいるんだ。あんまりいないから都市伝説化してるところもあるけど。
私はな、異能力…持ってるのかもしれない。」
異能力。それがどんなものか良く知りたいと思った。
この世界で生きぬくには、この世界のことを良く知らないといけない。
そのためにも、凛お姉さんは私に必要。
凛お姉さんにも、私は必要。
「…アイちゃん。」
「なあに?」
「アイちゃんの神通力みたいなその力は、異能力だって言った方がいいと私は思うんだ。」
私の力を異能力として話す。
それは私を守るためだろうか。
「…そうだね。ありがとう、凛お姉さん。」
お礼を言うと、凛お姉さんは照れたようにはにかみながら、
「別にお礼を言われることじゃないさ。」
と、いった。
「それで、凛お姉さんの異能力はなぁに?」
聞くと、凛お姉さんは嬉しそうに笑い、
「私の異能力は【怨恨ヴィーゲンリート】だ!内容は、体術、剣術を得意とする他、生きている人の魂や霊を操りなにかをすることができる!」
いい終わるとどうだ、といわんばかりのドヤ顔でこっちを見てきた。
「…ふふっ。凛お姉さんらしい。今でもオカルトは好きなの?」
「あぁ、もちろん!前回はオカルトに殺されたがオカルトは今でも好きだぞ!」
満面の笑みで自慢してきた。
「ところで住む場所はあるの?」
「あ…」
聞くと、忘れてたという顔をする。
一瞬で今日は野宿だと察する。
あぁ、平和だな。
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威月 - 何回でも読み直せる!続き待ってます! (2020年10月19日 13時) (レス) id: 6561cece79 (このIDを非表示/違反報告)
威月 - とても面白いです!好きな作品と好きな作品の二次創作。とっても大好きです。頑張ってください。応援してます! (2020年10月15日 15時) (レス) id: 6561cece79 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - すごく面白かったです!続き頑張ってください!応援してます! (2020年10月13日 13時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天上院 | 作成日時:2018年2月17日 23時