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"ガチャ"
「……っ！」
その瞬間、僕ははじめて本物の天使を見た気がした。
だって、そこにはあまりにも美しい人が椅子に腰掛け、本を読んでいたから。
シンプルな淡い紫色のドレス、ウエスト部分には上品に輝くパールのライン、サラサラで長い黒髪は毛先に緩いパーマがかかっていて…
白い肌、薄いピンク色の唇、少しタレ目のその彼女はまさに天使そのものだった。
貴「…なにか？」
いつまでもぽかんと口を開けていたものだから不審に思ったのか、本から目を離し、じっとこっちを見つめてくる。
「い、いえ！あのっ、その…」
貴「？」
不審気な顔で見つめてくるお嬢様の瞳に耐えられず、僕はとっさに思いついた事を口走ってしまう。
「ゆ、夕日が綺麗だなぁ〜っと思いまして」
貴「…夕日が」
…あかん、失敗した。
窓を見ると空は曇っていて、どんよりとした空
まるで今の僕らの雰囲気のようだ。
空気をなんとか変えようと、必死で頭をフル回転させる。
「…ア、アハハ
まぁまぁ、それは良いとして！ 随分と綺麗なお部屋ですね〜。
昔からここに住んではるんですか？」
貴「えぇ、まぁ、そんなところ」
「あっ！紹介が遅れました。僕、丸山隆平って言います。今日からこの家で執事として働かせていただく事になりました！えーーっと、好きな色はオレンジ、好きな言葉はシャケ、鮫、蝉、鯖、ぱあぁぁあん！好きな食べ物はポテチと甘いもの。趣味は写真を撮るk 「長い」
僕に呆れてしまったのか、はぁっと小さく溜息をつきながら本を棚に戻すお嬢様。
「…あっ、はい」
再びお嬢様は椅子に腰掛け、僕の方に体の向きを変える。
さらに緊張が高まり、仕事がクビになる…そう思った。
だがお嬢様は、意外にも僕の予想していなかった言葉を投げかけてきた。
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みーこ(プロフ) - 渋谷ともか(・＿・｜さん» わぁ！コメントありがとうございます！ 小説って難しいですね(°_°) そんなことを言っていただけるだけで嬉しいです！！泣 これからも渋谷ともかさんの作品、読ませていただきます♪ お互い頑張りましょう！ (2014年3月30日 3時) (
レス) id: 6003cdd699 (このIDを非表示/違反報告)
渋谷ともか(・＿・｜(プロフ) - コメントありがとうございました！小説とっても面白いです！間違って、評価9,0にしちゃいました(´д｀|||)ごめんなさいm(__)mもぅ、10点満点です(笑) (2014年3月30日 2時) (レス) id: 077a371072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーこ | 作成日時：2014年3月16日 22時
