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貴「…えぇ、私神尾家のAと申します。
本日は、素敵なパーティへのご招待ありがとうございます。とても嬉しいです。
…あ、此方は、執事の丸山と申します」
「はっ、はい！ 私神尾家のAお嬢様にお使えしている丸山隆平と申します。
えー…っと、山下様でいらっしゃいますか？」
山「ん？ ふははっ
これはこれは、失礼をした。ご挨拶が遅れてしまったね。
そう、私は山下財閥会長の山下雄三と申します。
…さっ、お堅い挨拶はこのぐらいにして。
今日は息子の23歳の誕生パーティだ。
どうぞ、楽しんで行ってください」
陽気に笑う山下さんは、凄く感じの良い人だと、一目でわかる。
貴「ふふ、ありがとうございます」
「失礼致します」
山「うむ。では、後ほど」
僕とお嬢様は山下さんにぺこりとお辞儀をし、
山下さんが去っていくのを見守った。
ちらっとお嬢様を見ると、少し耳朶が赤くなっていた。
お嬢様、自分ではお気づきになっていないだろうけど、緊張すると耳朶が赤くなるクセがあるんです。
貴「…丸山さん、緊張なさっていたんですか?」
僕の視線に気づいたのか、目を合わせて軽く微笑んでくる。
「え! なんでバレたんですか⁈」
貴「ふふ、だって足が震えていますもの」
ぱっと自分の足元を見つめると、
確かに微かに足が震えている。
「だってぇ…そういうお嬢様だって、
結構緊張なさってましたよ？」
貴「…人見知り、なんですもの」
そう言うと、ぷいっと僕に背を向けるお嬢様。
じゃあ、もしかして
僕と初めて出会ったときの反応って…
「お、お嬢様？
もしかして、僕と初めてお会いしたとき、僕は嫌われていたわけじゃなく、ただ人見知りなさっていたってことですか⁉」
貴「…。 さぁ、スイーツ、早く取らないと無くなってしまいますよ」
少し黙った後、何事もなかったのようにお嬢様は歩いていってしまう。
でも、もしそれが本当なら…
心の中でまた少し、お嬢様に対する思いが増す。
「えぇ〜？！ ちょ、待って下さいよー！」
僕に背を向けたままスイーツのあるテーブルに向かうお嬢様を追いかけながら、僕はそう叫んでいた。
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みーこ(プロフ) - 渋谷ともか(・＿・｜さん» わぁ！コメントありがとうございます！ 小説って難しいですね(°_°) そんなことを言っていただけるだけで嬉しいです！！泣 これからも渋谷ともかさんの作品、読ませていただきます♪ お互い頑張りましょう！ (2014年3月30日 3時) (
レス) id: 6003cdd699 (このIDを非表示/違反報告)
渋谷ともか(・＿・｜(プロフ) - コメントありがとうございました！小説とっても面白いです！間違って、評価9,0にしちゃいました(´д｀|||)ごめんなさいm(__)mもぅ、10点満点です(笑) (2014年3月30日 2時) (レス) id: 077a371072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーこ | 作成日時：2014年3月16日 22時
