99 一生に一度のこと ページ9
貴方｢な…んで｣
ア｢そういえばあいつ…｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ア｢おや?…随分と久しぶりじゃないかい?エルギル｣
エル｢え?あら何してんのよあんた｣
ア｢特に何もしてないけど｣
その時は気にしなかったけどあの時今思えば柄にも無くそわそわしてたなぁ
ア｢これから何かあるのかい?｣
エル｢私にとっては今日が初めで最後のことがあるの｣
ア｢一生に一度のことがかい?｣
"えぇ"と楽しそうに笑った
ア｢そうかい。なんか良く分からないけど楽しんでおいで｣
エル｢ありがとう!じゃあ私そろそろ準備しなきゃ!"あの子"を連れてこないとダメね｣
エルギルは周りに花を飛ばしながら去っていった
ア｢あのエルギルがここまでウキウキするなんて…何があるんだか…｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ア｢そーゆーことかぁ｣
納得したよぉ
貴方｢…｣
かちゃ
Aはそのロケットペンダントを自分の首につけた
貴方｢…アンダーテイカー｣
ア｢んー?｣
貴方｢ネックレスはこれでいいよね｣
ア｢そうだねぇ。それ以上付けるのはゴタゴタしてしまうからね｣
ぎゅ…とペンダントを握る
お母様…お父様…
そしてもう一度開けてみる
貴方｢お父様ってこういう人だったんだね｣
ア｢小生にも見してくれるかい?｣
貴方｢うん｣
Aの父はとても優しそうな人だった まるで悪魔とは思えないくらいに…
ア｢生気があるねぇ｣
貴方｢へ?｣
ア｢悪魔はいつも何に対しても無なんだ。餌以外にはね。でもこの人は生きてる…そう思える｣
アンダーテイカーなりの褒め言葉なのだろうか
ア｢さ!指輪でも選ぼうか!｣
うーんといいながらガサゴソと漁る
貴方｢私アンダーテイカーの好みだらけになるね｣
そう言って微笑むA そんな彼女を見てアンダーテイカーは見事に固まる
………今のは反則だよぉぉぉぉお………
アンダーテイカーは頭を抱えてその場にしゃがみこむ
貴方｢あら?どうかしたの?頭痛い?｣
ア｢心が痛い｣
貴方｢は?｣
一気に冷たい回答になった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒執事」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アニメオタク - やめないでください。面白いので、もっと更新してください。 (2017年8月2日 21時) (
レス) id: 2add2bd13e (このIDを非表示/違反報告)
アンダーテイカーLove - やめないでください！更新楽しみにしてます！ (2016年5月15日 14時) (レス) id: 76308f8a44 (このIDを非表示/違反報告)
Msk - 死神派遣協会ってwミュージカルじゃないですかwあの歌いいですよね！ (2014年8月27日 16時) (レス) id: b0109e1f5c (このIDを非表示/違反報告)
月うさ - 作品とっても面白いです！だから辞めて欲しくないです>_< (2014年7月19日 23時) (レス) id: 27ccab9b02 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ♀(プロフ) - この作品面白いですし… やめないでください…(´・д・`) (2014年3月23日 22時) (レス) id: c5afe64617 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そうせん
| 作成日時：2014年2月20日 21時
