+++++ ページ7
.
影「ああ。白鳥沢だぞ、Aさん」
日「あ、影山が落ちたとこ!!!」
影「うるせぇぇえええええ!!!」
日「ぎゃああああああああああ!!!」
貴「うちとは違う賑やかさだなぁ」
日向に影山が暴行しかけるもひょいひょいと避ける日向。
Aはただ微笑むだけ。
なかなか奇妙な光景である。
日「あ、あのっ、宮下さんって」
貴「Aでいいよ」
日「え!あ、じゃ、えと、Aさんは!
ポジションどこですか!」
貴「セッター」
日「セッター!」
セッターという言葉に突然日向の目が輝きだした。
影「中学時代Aさんがいた間はバレーずっとAさんに俺は教わってた」
日「え!?影山に教えてた!?」
影「昔からセットアップの基礎とかは全部Aさんのをベースにしてる」
日「!!?!!?」
日向は影山の言葉が衝撃すぎて声もあげずAと影山の顔を交互に何度も見た。
日「おっ、王様に教えてた…ってことは女王様っ!?」
貴「王様に教えるとなんで女王様になるのか謎かな」
影「王様呼ぶな」
そう言う影山をAはふと見たが、ゆっくりと日向へ視線を戻す。
………….飛雄の顔が般若のようだった。
日「でっ、でもってことはAさん
すげーうまいってことだよな!?!?バレー!」
影「当たり前だろ。
Aさんユースの候補に上がってる人だぞ」
日「ユース?」
貴「U-18の日本代表ってところかな」
日「………え!?ジャパンってこと!!?!!?」
貴「いやまだ選ばれてないけど」
影「ユースもしらねぇのかよお前」
こっちもこっちで色々と衝撃的だ。
日「すっげぇー!!!Aさんすげぇ!!」
貴「ありがとう、日向くん」
尊敬も眼差しを惜しみなくくれる日向にAは優しく微笑んでいた。
どこかその笑みが可愛い弟を見守る姉のような気もするが。
すると今まで騒いでいた日向がふとAの顔をじーっと見て首傾げた。
貴「?どうかした?」
日「え、あ、いや…なんというか」
貴「うん??」
なんだろう、とAも首を傾げて日向の言葉を待った。
日「その…知り合いの人に似てるなぁって、ちょっと思ったと言いますか」
貴「知り合いの人?」
日「大王様にちょっと似てるなーって思っただけです!なんでもありません!」
忘れてください!と日向は可愛い笑顔を見せるもなかなかそうもいかない。
467人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
江(プロフ) - 霊夢どうふさん» 霊夢どうふ様。コメントありがとうございます!スランプ気味なので更新の頻度は落ちますが、どうぞこれからも読んでいただけると幸いです!! (2019年5月22日 18時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ - あー…うん。ウシワカちゃん可愛い。かっこいい。しんどい。これからも頑張ってください!……はぁ……好きだわぁ…(語彙力) (2019年5月20日 0時) (レス) id: bd41a59bf6 (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 元カコです。これからもよろしくお願いします!! (2019年5月6日 22時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ぴのさん» ぴの様。ご指摘ありがとうございます!直させていただきました!! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
はるぴす(プロフ) - あわわわ!!更新されてるうぅぅ!!そして及川さん、なんか良い!!これからも応援してます!! (2019年4月5日 18時) (レス) id: 33a3e8dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:江 | 作成日時:2019年1月4日 0時