彼に恋人も難しい２【牛島若利】

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及「A〜」

貴「ヤダ」

及「なんで？ね、俺のお願いだしさ？」

貴「やーだっ」

及「あ、ほら前に気になってたカフェ今度一緒行こ？

ランチでも奢るからさ」

貴「……………ダメ」

及「なんでよA〜」



………こいつを刺し殺してもいいだろうか？
いや、きっと今なら少なからず花巻たちは即答で許してくれる。
マジで、こいつを、ぶっ飛ばしたい。



及「A〜おぶふぇっっっ！！！」

貴「！？」

岩「いっぺん……いや3回は死ね」

及「いだだだだだっ！！！

岩ちゃん及川さんの頭ふむのはダメでしょ！！」



猫なで声を出す及川に耐えられなかった岩泉は、堪らず及川の後頭部を踏みつけた。
顔が沈んだ先はAのベッドなので大してダメージはないがわりと重みをかけてるようでグググッと及川はもがいても足をのけられないらしい。



岩「しつけぇんだてめぇは…ネチネチネチネチ…

Aが嫌っつってんだから分かれボゲェ！！」

及「わかった！分かったから頭から足どけて！？」

岩「本当だな？」

及「勿論デス！！」



ゆっくりと足をどけた岩泉。
及川は及川でびっくりしたぁ、と崩れた髪をいじる。



及「頭踏まれるなんて生まれてこの十数年初めての経験だよ」

貴「大丈夫？」

及「うん、大丈夫だよ。ありがとうA」



心配してくれたAの頭を撫でれば、Aはにこりと笑う。



及「ああああああもう可愛いA好きー！！」

貴「おぶふっ」

岩「関節技決めて欲しいんだな及川」

及「岩ちゃん怖いんですけど！！？」



抱きしめられたのはなんだか久しぶりな気がする。

に、しても私の幼馴染みたちは仲がいいのか物騒なのかなんだかよくわからないものだ。



貴「あ、そろそろ徹の家行こっか。

ご飯そろそろじゃない？」

及「本当だ。岩ちゃんも来る？」

岩「あー…おう。

お前がAに無駄に絡まないか心配だ」

及「なにそれ！？」



私の部屋を出ていく2人を後ろから見つめ、ふふっと笑う。



まぁ、ひとまずチケットは死守できたから良し。









幼馴染とバトル。

牛島さんと休憩。→←+++++

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