私と大会。 ページ13
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インターハイ予選当日。
シードである私たちは今日は試合はなく、明日から。
当然だが、男子と女子の予選会場は別だからここには女子のチームしかいない。
貴「……………」
「顔険しいぞ〜」
貴「！…監督…」
観覧席から下の試合を見つめる私の隣に来たのは監督だった。
監督はどうした？と笑って聞いてくる。
みんはは私とは少し離れたところで和気藹々としながら試合を眺めていた。
そんな監督に私は苦笑いを浮かべ、一度監督に向けて視線をまた下の試合へと戻す。
「……最近お前根、詰めすぎなんじゃねぇか？」
貴「………そう、見えますか？」
「少しな。なんというか……焦ってるっていうか」
貴「………監督は今のこのチーム、どう思ってますか」
あまりいい空気じゃないまま、当日となってしまった。
私はそれがすごくモヤモヤしている。
チームメイトたちの空気がよくなければいいチームワークなんか瞬時にできない。
それを知ってるから、この大会が不安で仕方がない。
「今のチームね。んー…印象を言えば…
"嫉妬"って感じだな」
貴「嫉妬…？」
「あいつらはさ、お前の才能に嫉妬してんだよ」
貴「っ」
嫉妬？？
嫉妬したからなんだっていうの？？
嫉妬したからチームワークを蔑ろにしていいわけ？？
そんなはずない。
いいわけがないんだ。
「もともとお前が才能があるのはみんな知ってた。
でもユースの合宿に呼ばれたことで現実突きつけられた感じなんだろうな、あいつら」
貴「…現実突きつけられたってなんですか」
意味がわからない。
嫉妬したからこうやって私を突き放すの？
私の、何がダメだったの。
ああ、ダメ、考えるな。
明日から試合なのに、こんなんじゃ負けてしまう。
「はっきり言ってな、お前は俺から見てても純粋にすげぇって思うよ」
貴「………監督も、なんですか」
「まだお前がその才能に怠けて練習しないならまだあいつらもよかったんだろうけどさ。
お前は怠けるって言葉がバレーに関してないからあいつらはどんどん置いていかれると思ってんだろうな」
貴「…………」
置いていかれる？
どうして、そんなことを思うのか全然わからない。
だって置いていくも何も、私たちは同じチームの仲間だろうに。
チームメイトを置いていくわけないのに。
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江(プロフ) - 霊夢どうふさん» 霊夢どうふ様。コメントありがとうございます!スランプ気味なので更新の頻度は落ちますが、どうぞこれからも読んでいただけると幸いです!! (2019年5月22日 18時) (
レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ - あー…うん。ウシワカちゃん可愛い。かっこいい。しんどい。これからも頑張ってください！……はぁ……好きだわぁ…(語彙力) (2019年5月20日 0時) (レス) id: bd41a59bf6 (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 元カコです。これからもよろしくお願いします！！ (2019年5月6日 22時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ぴのさん» ぴの様。ご指摘ありがとうございます！直させていただきました！！ (2019年4月5日 22時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
はるぴす(プロフ) - あわわわ！！更新されてるうぅぅ！！そして及川さん、なんか良い！！これからも応援してます！！ (2019年4月5日 18時) (レス) id: 33a3e8dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年1月4日 0時
