彼に恋は難しい【牛島若利】

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及「お待たせ、A」

貴「徹…びっくりするからやめてよ」

及「別にいいじゃん？及川さんサプライズ〜」

貴「何がサプライズよ」



"A"、"徹"。
まさかのお互い名前呼びが発覚。
間柄もとても親しげである。
それに加え及川もAもとてもリラックスした様子が見受けられる。
Aに至っては先輩の及川にタメ口。

当然同盟軍たちの心中は荒れ始めこれはもしや、もしかしてしまうのではないかと。

すると次の瞬間、及川が吹っ飛んだ。
その光景には天童たちはン！？と目を見開く。



岩「Aに抱きついてんじゃねーよボケ」

及「いったぁ！！何すんのさ岩ちゃん！嫉妬！？及川さんに嫉妬なの！？」

岩「殴られてぇか。そうかそうか」

及「そんなこと一言も言ってないんですけど！？」

貴「岩ちゃんいいよ別に。ありがと」

岩「………お前がいいならいいけどよ…」

及「え、何その殴れなくて残念、みたいな顔」



少し遅れて登場したのは及川の相棒である岩泉一だ。
彼もまたAのことを呼び捨てにしているし、親しそうだ。



白「…そう言えばA、確か北一出身ですよね」

牛「ああ」

天「あ、なんだそうなの？なら多少親しげでもおかしくはないネ！うん！」

山「でもあれ、及川はもちろんだけど岩泉とも相当仲良さげだよな。先輩後輩ってだけじゃねえだろあれ」

瀬「岩ちゃん呼びしてるしな、A」



彼らは一体どんな関係なのか。
気になって仕方がない彼らは静かに監視を続ける。



及「それはそうと今日も可愛いね。大好きだよ〜」

貴「はーいどうもー」

岩「服、似合ってる」

貴「ありがとう岩ちゃん」

及「俺と岩ちゃんの差は何？」

貴「徹の言い慣れてる感が好きじゃない。誰にでも言ってんでしょー」

及「大好きとは言わないよ！可愛いね位はホイホイ言うけど！」



うわぁという顔をAと岩泉は及川に向けた。
及川はなんで！？と叫ぶ。



及「でも大好きなのは本当だよ？」

貴「分かってるよ。私だって徹のこと大好きだし」

及「A可愛い！お持ち帰りしたい！」

岩「家どうせ4軒くらいしか離れてねえだろ」



またギューッと抱きついた及川はとても幸せそうだ。

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