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牛島さんと尾行。 ページ20

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ある日の土曜のこと。
Aと牛島、そして同盟軍たちを含めたお出かけの日のちょうど一週間前。
午前練だけで終わった牛島たちは下見を兼ねていつものメンバーで街にくり出ていた。



天「Aちゃんどういうお店好きなんだろうネ〜」

瀬「やっぱ女子っぽいとこか?」

大「と、なるとカフェとかか?」

白「そういうところが無難でしょうね。

可愛い雑貨屋をこのメンツで行くなんてただの試練でしかありませんし」

山「まだ1年のお前ら2人だけなら大丈夫だけど…俺らはなぁ」



中学から上がったばかりでまだ子供っぽさがだいぶ残る白布たちなら許せる。
しかし2年生たちは巨人が多く、しかも威圧的なやつ(本命)がいる。

自分たちが第三者で自分たちのような威圧的な巨人が可愛らしい雑貨屋にいるなんて光景を目の当たりにしたら激しく動揺するに決まっている。



川「…………あの、ひとついいっすか」

大「?どうした川西」

瀬「なんかいい店でもあったのか?」

川「いや…そうじゃないんすけど…」

瀬「じゃなんだよ」

川「あの、あれって………Aっすよね」

「「「「え?」」」」



川西が指さすほうを全員が見た。
するとそこにはいつものジャージ姿でも、制服姿でもない私服姿のAがいた。
ミニスカートを履いてすらりと細くて長い、けれどしっかりと筋肉のついた足をさらけ出すAがいる。

そんなAはベンチに腰掛けスマホをいじっており、耳にはイヤフォンをさしている。
音楽を聴いてるのだろう。



天「…………本当だ。Aちゃんだね」

川「私服姿超可愛いんすけど。

え、なに、これはもしや俺を誘ってる?」

白「お前明日牛島さんのスパイク顔面に受けろよ」

川「脳震盪じゃ済まされない気がするんだけどそれ」

山「つか若利さっきからなんも喋ってねえけど生きてんのか?」



ふと振り返り牛島を見ると、そこには呆然と佇みAを見つめる牛島がいた。



天「ぶっは!超見てる…!」

瀬「ガン見って正しくこういうことを言うんだな」

大「若利しっかりしてくれ」

山「しかも目がガチなのがヤバい」

川「捕食でもするんですか」

白「ある意味捕食みたいなもんだからやめろよ生々しい」



こんなにも騒いでいてもAはイヤフォンをしているため気づく様子もない。
それはそれでありがたい。

けれど、ここでひとつ疑問が浮かぶ。
彼女は一体、誰を待っているのだろうか。

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シロップ(プロフ) - なるほど。分かりました笑笑。結構面白くて、牛島さん天然というか鈍感というかそこが、可愛くてにやけてました。他、フルボッコだドン!に爆笑してしまい腹を抑えてました(*≧艸≦)続編があるみたいなのでそちらの方も楽しみに読ませていた抱きますね!d('∀'*) (2019年1月7日 22時) (レス) id: 83abb8a3dd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シロップさん» シロップ様。たまたま開いていた時にコメントを頂いたもので笑 今一般的にジンジャーエールというのはコカ・コーラ社のものがジンジャーエールとして幅広く知られているかと思います。ドリンクバーもこれしか見たことないですね。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
シロップ(プロフ) - 返答早い笑そうなんですか。私飲んだことないのでジンジャーエールって書かれているのを見てお酒を飲んでいる学生かと思いました:(;゙゚'ω゚'):違うんですね。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 83abb8a3dd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シロップさん» シロップ様。確かに辛味のあるジンジャーエールもございますが今一般的によく売ってあるのは甘いタイプのものです。ドリンクバーにあるのも同様です。ですので甘い炭酸ジュースです。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シロップさん» シロップ様。夢主たちは学生です。ジンジャーエールはお酒ではなくノンアルコールの炭酸飲料です。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月28日 1時

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