何処にも属せない私８【葬儀屋】 (ページ17)

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死神を選ぶ意味ページ17

貴女｢な･･･んで･･･？｣

声が震えてしまった

アル｢A、君は葬儀屋を選んだ。それは《死神》として生きるってことだ｣

貴女｢！｣

アンダーテイカーを選んだということはそう言う事になる

アル｢だから君はもう来てはだめなんだ。死神界も同じだろうけど悪魔界は他種の侵入を許しはしない｣

Aの目を見て続けていく

アル｢確かにAは悪魔と死神の子でどちらも行ける。でも、君は選んだ｣

死神として生きる･･･と･･･

アル｢来れば僕やジル、ノエルは君を追い出すために攻撃する｣

貴女｢･･･は･･･はい･･･｣

アル｢･･･だからもう悪魔界に来るな｣

気づけばAの目からは綺麗な雫が流れ落ちていた

アル｢!?｣

ア｢あ～･･･よしよし大丈夫だよぉ、A。･･･あまり小生のAを泣かせないでおくれ｣

後ろから優しく抱きしめてあげるアンダーテイカー

アル｢･･･はぁ｣

なんで泣いちゃうのさぁ･･･

貴女｢じゃあっ･･･もう二度とお兄様には会えないの･･･？やっと会えたお兄様なのに･･･｣

涙は止まることなく流れる

アル｢はぁ･･･別に誰も二度と会えないなんて言ってないよ？A｣

貴女｢え･･･？でもっ｣

悪魔界に行けないということはあえないということじゃないの？

アル｢僕は悪魔界に来るなって言ったんだけど｣

貴女｢え、だから･･･｣

ジ｢姫さん｣

貴女｢ジルさん？｣

ジルは微笑みながら言った

ジ｢別に俺たちが人間界に遊びには来ていいだろ？｣

貴女｢あ･･･｣

ノ｢お姫様が僕たちのところに来れなくても、僕たちはお姫様のところに行けるもん!!!｣

その言葉で涙はピタリと止まる

貴女｢･･･来て･･･くれるんですか･･･？お兄様･･･｣

私が行けなくても･･･お兄様たちが･･･

アル｢･･･Aが望むなら･･･行ってもいいけど･･･｣

ジ｢なぁに見栄張ってんすかアルさん。本当は毎日通いつめたいくらいなんすよね？｣

アル｢うるさい!!!////｣

あらぁ

照れちゃったよアルさん