Sorry Sorry Love

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素直に言うから、よっぽどの事があったんやろう。


「とも。一体、何があったん？」


「流星が望くんに会いに行ったから・・・」


「え？」


「流星、間違うてたらごめんな。
過去に、望くんと、付き合うてた？」


「分かってもうた？
顔に出てたんかな。
俺、あかんな・・・」


「ちゃうねん。
他の人には分からへんと思うねん。
けど、俺は、いつも流星を見てるから」


「とも、ほんまに、どうしたん？」


まさかって想いが、ぐるぐる回り出す。


弟みたいに可愛がってた子。

そんなわけない・・・


「ずっと隠しとくつもりやったけど。
けどもう、苦しい」


「とも？」


「俺、流星に恋してるねん。
もうすっと。２年くらい」


「え・・・」


「流星にとってはいきなりやんな。ごめんなさい」


「いや、あの、びっくりしてもうて。
謝らんとってや」


実は、主演俳優の重岡くんが、
ともに気があるらしいて。

食事会セッティングしてもらえへんかて、
前々から、

重岡くんのマネージャーさんから頼まれとるねんな・・・


それでなくても、
ともは、めちゃくちゃ、モテやる。


男女とも、業界の偉いさんも狙うてはる人、多いのに。


「流星はまだ望くんのことが好きなん？
俺のことは好きになられへん？」


「ごめんな。
ともは可愛ええ弟みたいな存在やねん」


「どうしたら、
流星に俺の事、好きになってもらえる？
俺、何でもするよ。
望くんの代わりになれるように頑張るから」


「とも・・・
そんな悲しい事言わんとってや。
ともはとものままが一番魅力的やんか」


「けど、このままの俺やったら、
流星は恋人にしてくれへんもん。
流星は寂しくないん？
望くんは大倉社長のものやのに・・・」


二人が車内でキスしてた場面が蘇ってくる。

鋭い痛みが走って、
自分の心から目を背けたくなった。


「流星、お願い。
一日でもいいから。
俺の事、恋人にして」


「とも・・・」


「好きになってなんて言わへんから。
望くんの代わりでええから・・・」


泣くんを必死に堪えてる、ともが、いじらしいて。

胸が痛い。


こんなに可愛ええて、優しいて、真っ直ぐで。


どうして、この子じゃあかんねやろ。

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