【番外編】俺の彼女と級友の悪い話 ページ9
「それじゃあ…」
白馬がにっこり笑って言った。
「俺も、花宮さんも。恋人役、お疲れ様でした！」
「これであたしはもう、貴方の恋人ではないのね？」
「うん。これで…終わり。俺の考えた、盛大なエイプリルフールの嘘は。結局大見を乱して終わりなだけだったけど！」
まぁ面白かったからいいや、と白馬は快活に笑う。
そんな姿を見てると、凜華も自然と笑みが溢れた。
「もし希喜と何かあったら、あたしに言うのよ？」
「わかってるって」
白馬が部室を出ると、希喜が立っていた。
「…中野さん。こんな時間までどうしたんだよ」
テニス部はとっくに撤収しているはずだった。
「白馬くんに聞きたいことがあって……。えっと…凜華ちゃんと付き合ってるんだよね？廉くんはどうなっちゃったの？」
…何故そんなこと聞いてくる？
答えは決まってるのに。
「花宮さんはただの友達、だけど？」
「えっ？」
「知らなかった？俺が好きなのは中野さんなんだけどな」
さらりと口にすると、希喜はぶわっと赤くなった。
「えっ？！わっ？！えぇっ？！」
「…別に、今返事が欲しいわけじゃないから。」
希喜を置いて、数歩前に進む。
そしてくるりと振り返って言う。
「いつか絶対俺のこと好きって言わせるからな、待ってろよ？」
ねぇ、花宮さん。
エイプリルフール、ちょっとは効果あったかもしれない。
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花木 悠愛(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけたなら幸いですー(≧∇≦*)!! (2015年3月22日 17時) (
レス) id: adb19f22ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンしますね*これからも頑張ってください！ (2015年3月18日 17時) (レス) id: bb17b553d4 (このIDを非表示/違反報告)
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