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暖かな陽の当たる理事長室。
初めて入る空間に廉は緊張していた。
「貴方が学校に来た、ということは…」
理事長は楽しそうに口を開いた。
「俺の退学届、取り消してください！」
廉は頭を下げる。
理事長は含み笑いをした。
「貴方の処分は、わたしたちの悩みでした。学校の秩序を守るため、貴方のような問題児は置いておけない。しかし、貴方が学校に良い影響を与える存在であることも確か。生徒会長の花宮さん…あの子はわざわざここに乗り込んで来て、退学にさせないでくれって言って来たんですよ」
話す彼女の口角があがる。
「退学を本人は望んでいるというのに…。わたしはいくら優秀な生徒とはいえ、辞めたいと言っている人間を引き止めるつもりはありませんでした。…貴方は退学のつもりでした」
廉は目を伏せた。
自分で望んだ退学のはずだった。
「だけどあの子は引かなかったんです。辞めさせたくない、そういって聞きませんでした。花宮さんはそんなんじゃないと言ってましたが…彼女、貴方のことが好きなのよね」
「…は？」
「必死に強がってたけど、花宮さんは貴方の存在を必要としていたんですよ。学校のためだなんだと言ってましたが、魂胆が見え見えでくるしいったらありゃしないわよ、あれ。だからわたしは言ってやったのよ」
いつのまにか理事長は楽しそうな表情をしていた。
「辞めるつもりの彼を説得してきなさい、って。わたしどうせ無理だろうと思ってましたから、退学受理の紙を書いてたんですけどね……来ちゃったわね」
おかしなことを言う人だ、と廉は思った。
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花木 悠愛(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけたなら幸いですー(≧∇≦*)!! (2015年3月22日 17時) (
レス) id: adb19f22ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンしますね*これからも頑張ってください！ (2015年3月18日 17時) (レス) id: bb17b553d4 (このIDを非表示/違反報告)
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