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「おはよう」
制服姿でリビングに降りてきた廉を見て、彼の母親は驚きの声をあげた。
「ちょっと廉くん！学校…行くの？」
「うん」
「退学になっちゃったんじゃ…」
「このまま行かないと本当に退学になっちゃうね」
なんでもなさそうにヘラヘラと笑う廉を見て、母親は安堵の表情になった。
「…いってらっしゃい」
「ちょっと凜華ぁぁあ！！」
喚きながらえみりは凜華の机をバンと叩いた。
「騒がしい！」
「なんで怒るのよ！大ニュースだよ、凜華！！」
「なによ」
机を叩かれたことと、やたらと学校が騒がしいことに苛立ちを感じている凜華。
「廉くんが！学校に来たのよ！！」
えみりの表情は嬉々としたものだが、依然として凜華の冷めた表情は変わらなかった。
「あらそう」
「あらそう、ってなに？！廉くんだよ？！帰って来たんだよ？！」
「…そんなの、もうどうだっていいわ」
ふいっと凜華はそっぽを向いた。
「そろそろチャイムが鳴るわよ」
「…凜華、廉くんと何かあったの…？」
小さなえみりの問いかけに、凜華が答えることは無かった。
廉は大きな校門の前でため息をついた。
なんだか中に入るのが憚られる。
「どーしたもんかな…」
頭を掻きながら気だるそうに校内へ足を進ませた。
「生徒が騒がしいと思えば、こういうことでしたか」
聞き覚えのない女性の声に、廉は首を傾げた。
「貴方が大見廉ですね、はじめまして」
「…どちら様ですか」
「私はこの学校の理事長です。…まさか貴方が再び学校に戻って来るとは予想してませんでしたよ」
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花木 悠愛(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけたなら幸いですー(≧∇≦*)!! (2015年3月22日 17時) (
レス) id: adb19f22ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンしますね*これからも頑張ってください！ (2015年3月18日 17時) (レス) id: bb17b553d4 (このIDを非表示/違反報告)
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