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廉は栄華に言われるまま、近所の公園に出てきた。
「大丈夫です、廉さん。わたしをお姉ちゃんだと勝手に勘違いしてなんだか大惨事になっていたことは黙っておきますから」
栄華は笑顔で言い放った。
その言葉は廉の笑顔を微かに歪ませた。
「…そっか、うん…そうしてくれると助かる…かもね、うん」
「廉さん」
「はいっ？！なんですか？！」
さっきから反応がおかしい廉に栄華は首を傾げた。
「あの…なんか変に力入ってません？」
「そんなことないよ？」
そうですか、と栄華は俯いて言った。
「廉さんがお料理されてるんですか？いつも。すごいですね」
栄華はなるべく明るく切り出す。
「…すごいことかな？俺は恥ずかしいんだよ。男のくせに料理するとか」
「わたしはすごいと思います。料理できる男の人なんて、かっこいいし」
「まぁウチは母親がすごいダメな奴でさ。なんていうか…ちゃんと家事はしてくれるんだけど…料理とか、ド下手なんだ」
だから俺がやってるんだよね、と困ったように笑った。
「それで？」
突然の廉の発言に栄華は目を丸くした。
「栄華ちゃんは今日俺に料理の話をしにきたわけじゃないよね。なにか俺に話があったはずだ」
「そうです」
栄華は廉の顔が見られなくなっていた。
(どうやって切り出そう…)
ちらと廉の表情を伺うと、彼は穏やかに笑っている。
廉も馬鹿ではない。
なんの話をされるのかはとっくに察しがついているはずだ。
栄華は深く息を吸ってから言った。
「…お姉ちゃんのこと、嫌いになっちゃったんですか？」
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花木 悠愛(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけたなら幸いですー(≧∇≦*)!! (2015年3月22日 17時) (
レス) id: adb19f22ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンしますね*これからも頑張ってください！ (2015年3月18日 17時) (レス) id: bb17b553d4 (このIDを非表示/違反報告)
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