永遠の１コマ

２　篤人ｓｉｄｅ ページ2

勉強もサッカーも何一つとしてついていけない。
これが今の俺の現状。
函南から通ってるから、とか
朝は早いし夜は遅いから、なんてのは言い訳にしたくない。
自分が選んだ道なんだから。
だから、今がんばるしかない。
そうやって自分に言い聞かせる。


周りには、恋だの青春だのうつつをぬかしてる奴がいるけど
正直うらやましいともなんとも思わない。
同じクラスには学年１の美女といわれ、サッカー部の先輩も大絶賛するような
あなたの苗字あなたの名前もいるがどうでもいい。
確かに顔はいいと思うけど、
そういう奴に限って結局中身はだめだめだったりする。
少し天然っぽいところも気に食わない。
同じサッカー部の翔は見事にあなたの苗字のとりこだ。
「目が合うと笑ってくれる！」とか言って。
あほだとしか思えなかったりする。



内田篤人、清水東高１−Ｂ。
好きなもの サッカー、寝ること
嫌いなもの 恋とか愛。
　 あなたの苗字みたいな奴。

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