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崇裕side
季節は変わり、秋になった。
俺はAの様子を見つつ、2人で楽しく暮らしていた。
…と言いたいとこやけど、
やっぱり俺が思っとったんは甘かった。
病気は緩やかではない速度でAを蝕んでいき、
身の回りのことや、仕事や家事は時間をかければできるけど、だんだんと思うように出来へん自分にAは苛立ち、落ち込み、自信を失ってった。
何かをしとっても、途中でそれをやっとること自体が分からんくなるからか、あちこちにやりかけのものが散らばっとることもしばしば。
俺が夜遅くに帰ってきた時に、廊下でボーッと座っとったからビックリしてどうしたんか聞いたら、“部屋に入れない”言うて泣いたこともあった。
リビングに入るとそれはもうすごい散らかりようで、泥棒でも入ったんかと思ったくらいや。
「頑張ってやろうとしてくれたんよな？」と泣くAをなだめつつ、俺は片付けながら何も食べられてへんAの食事を用意した。
会話もすぐ忘れてしまって話が噛み合わへんくなる。
同じ話を何度もする。
それは全然ええねんけど、Aはだんだん俺の顔色を窺うようになってった。
とっさに出てまう俺の‘え？’というような表情が、きっと不安なんやと思う。
きっとそれも落ち込む原因になっとる気がする。なるべく顔に出さんように気をつけな。
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ふう(プロフ) - キリアイさん» コメントありがとうございます！訳あってこのお話から離れていました。もう皆さん忘れてしまっているかな…と思っていたので、待ってていただけてとても嬉しいです！ありがとうございます(^^)これから厳しい現実に立ち向かっていく2人を応援していただけたら幸いです。 (2022年9月19日 18時) (
レス) id: 5f1038965c (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - 感想失礼します。更新、待ってました。もう、涙でいっぱいです。2人には、幸せになって欲しい。でも、難しい現実。これからの展開を楽しみにしています。ふうさんのペースで、頑張ってください。 (2022年9月19日 18時) (レス) @page40 id: c611dfe356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふう
| 作成日時：2021年9月10日 16時
