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「あっ、ごめんな、声デカなってもうた、」
怖がらせんようにヘラっと笑いながら、Aの左手をマジマジと見ると赤茶色の汚れがついとる。
「どうしたん？見せてみ、」
手を取ってよく見ると、、これ、血やないか？
人差し指が切れて血が固まっとる。
手のひらや服の袖口も汚れとる。
「ケガしてるやんか！！どうした？なんかあったんか？」
『、、、。』
とりあえず手当てせな、、とリビングに向かおうとすると、ところどころ壁や家具に血の跡がある。
この手のままいろんなところ触ったんや…。
血の跡をたどって行くとキッチンには冷蔵庫から出されたいろんな食材が転がっとる。
ほんでそこには血のついたまな板と、包丁が。
「！、包丁使ったん？！」
『、っ、』
あ、しまった。また声が大きくなってもうてAはビクッと固まった。
『こわ、い』
「ごめんな？怒ってるんやないから、、、
料理するつもりやったんよな？
やけどここに書いてあるやろ？包丁は使ったらあかんで？危ないからな？」
『、お、こ、らないで、』
「…怒ってへんよ、大丈夫や。」
『、こわい、』
「ごめんごめん、怖ないから。ほら手洗って消毒せな、」
『やだ！』
、、、あ、出た。
こうなるとAはパニックになってまう。
「…ほなええよ、また後にしよな、」
『嫌だ！』
「A、落ち着き、もうええから。大丈夫やから、」
『やだ！！嫌だ！！やだ！！』
「、、、。」
もう俺が何を言うてもダメや。Aはヒートアップしてって、暴れながら泣き叫ぶだけや。
、、、落ち着くまで待っとかな、、、。
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ふう(プロフ) - キリアイさん» コメントありがとうございます！訳あってこのお話から離れていました。もう皆さん忘れてしまっているかな…と思っていたので、待ってていただけてとても嬉しいです！ありがとうございます(^^)これから厳しい現実に立ち向かっていく2人を応援していただけたら幸いです。 (2022年9月19日 18時) (
レス) id: 5f1038965c (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - 感想失礼します。更新、待ってました。もう、涙でいっぱいです。2人には、幸せになって欲しい。でも、難しい現実。これからの展開を楽しみにしています。ふうさんのペースで、頑張ってください。 (2022年9月19日 18時) (レス) @page40 id: c611dfe356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふう
| 作成日時：2021年9月10日 16時
