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崇裕 side
甘く、熱く、行為が進んでいくにつれ、
Aの様子が気になっていった。
腕の中でAは、俺にしがみついては涙を滲ませ“好き”を繰り返した。
うわ言のように繰り返すその言葉に、なぜかさっきまでの幸せな気持ちは翳っていき、急に焦燥感に駆られた。
…ここにおる。
Aはここにおる。
分かっとんのに目の前のAの姿はあまりにも儚くて、今にも消えてしまいそうな感覚に何度も陥った。
…大丈夫や、俺たちは一緒や。ずっと離れへん。
Aに向けてなんか自分に言い聞かせとるんか、ただ俺はそればっかり心の中で呟きながら、Aを抱きしめた。
ごめんなA。精一杯幸せにするから。
不安もなにもかも全部、俺が消し去ってやるから。
果てたまま眠りに落ちたAの髪を撫でながら、俺はそう心に誓った。
……やけどその決心が間違いやったことに、
俺は後になってから気付くことになる_________。
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ふう(プロフ) - キリアイさん» コメントありがとうございます！訳あってこのお話から離れていました。もう皆さん忘れてしまっているかな…と思っていたので、待ってていただけてとても嬉しいです！ありがとうございます(^^)これから厳しい現実に立ち向かっていく2人を応援していただけたら幸いです。 (2022年9月19日 18時) (
レス) id: 5f1038965c (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - 感想失礼します。更新、待ってました。もう、涙でいっぱいです。2人には、幸せになって欲しい。でも、難しい現実。これからの展開を楽しみにしています。ふうさんのペースで、頑張ってください。 (2022年9月19日 18時) (レス) @page40 id: c611dfe356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふう
| 作成日時：2021年9月10日 16時
