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「…明日の昼に、みんなを解放する。

俺の授業はこれで終わりだ。
今まで、お疲れ様。」





終わりが来ることは、
誰もがわかっていた。

でも……こんなに、あっけないなんて。



何もできずにいる私たちをよそに、
先生は足早に教室を出ていった。





「……っなんだよ、それ。
最後みたいなこと言ってんじゃねぇぞっ!」





納得がいかない、
先生は最後の敵とどう対峙するつもりなの?

一人で?たった一人で?


……先生の授業は終わっても、"私たち"の授業はまだここで終わりじゃない。









.









美術室に戻ってきた柊は、
割れた鏡を前に、電話をかける。





「…連絡が遅くなってすみません。」





電話の相手は、新しい指揮官である本城理事官であった。





《待ちくたびれたよ。》



「では、早速。

郡司真人警部補を連れて第1校舎の屋上に出ます。
……そこで、最後の要求をします。」



《なんだ?! 要求って!》



「…屋上で、伝えます。


いよいよ、クライマックスです。
…盛り上がっていきましょう!」





柊が電話を切ると、
鏡越しに茅野が立っているのが見えた。





「……どうして人質を連れて屋上へ行くんですか?」





電話は聞かれていたようで、
茅野は不安そうな声色でそう言った。





「…自分を悪者に見せるためですか?!

世の中に先生が今回の犯人だって思わせるためですか?!!」



「…教室に戻れ!!」





強く言い放ち、準備室に向かおうとした柊を茅野は止めた。





「行かないでくださいっ、!!」





その声は、顔は、今にも泣きそうで……
溜め込んでいたものが、溢れてきたようだった。

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柊一颯LOVE - セレーナ・ラフィーネさん» どういたしましてこちらこそ宜しくお願いします (2020年1月18日 0時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» ありがとうございます! (2020年1月17日 18時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 楽しみに待ってるからね頑張ってね (2020年1月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年1月11日 7時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - セレーナ・ラフィーネさん» 作品凄く良かったよ主人公と柊一颯の絡みを沢山書いてね応援してるよ (2020年1月9日 5時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2019年7月18日 23時

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