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誰もが恐怖し、
死を何より近くに感じた時………
「どうせはったりだろ！！！」
そう声をあげたのは、隼人だった。
私は驚いて、隼人の方を見る……隼人、命知らずにもほどがあるよ？
「分かってんだよ。
……お前は誰も殺さない、いや…殺せない。
中尾だって生きてんだろ？
今の爆破だって、わざと誰もいないところ狙ったんだろ？
……お前は俺たちを殺せない」
隼人のその言葉に、全員が静かに先生を見る。
すると、先生は口を開いた。
「だったら試してみるか。
…………小鳥遊、こっちに来い」
「おいっ！！」
「は？何で私？」
疑問に思って、私は思わず反抗してしまった。
だけど、嫌と言って、はいそうですか。っと先生がならないのは知っている。
そういう意味では、従う他に無いのかもしれない。
「早く」
「……っ、わかった」
これ以上反抗すれば、それこそ先生は爆弾を爆発させかねない。
今は、一つ一つの言動に注意しないと………
っと思ったら……
さくらに腕を掴まれた。
「冬華…っ……！」
「さくら、離して？
このままじゃ爆破されちゃう……」
「でもっ！」
「いやいや、
爆発の原因が私とか、私、死んでも死に切れないから」
そういったら、さくらは少し躊躇って離してくれた。
心配してくれてるんだよね、ありがと。
さくらのその優しさ、めっちゃ好き。
「来たよ、せんせ」
みんながいる黒板から離れて、先生の前に立つと……
「っ！」
先生は、私の肩に手を回し、拘束した。
そしてポケットから何かを取り出すと……その"何か"を私の首に突きつけた。
「てめェ……」
その何かとは、昨日の朝、先生が隼人から奪ったナイフだった。
先生は、そんな危ないものを私の首に、無言で突きつけているのだ。
「ちょ、せんせ……」
「黙ってろ」
私を拘束している先生の手に、力が入ったのがわかった。
これ以上……私が口を開くのは危ない。
「お前がそっから一歩でも動いたら……小鳥遊を殺す」
「「！！」」
これには、全員が目を見開いた……
今、クラス全員の命は…先生の手のひらに。
私の命は……隼人の行動にかかっていた。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いちきんぐさん» あぁ！ごめんなさい！ありがとうございます笑 更新ゆっくりかと思いますが、頑張ります！ (2019年2月17日 7時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いちきんぐ - 石倉くんの漢字が岩倉くんになってましたよ 更新楽しみにしてます (2019年2月17日 6時) (レス) id: 1eed6503a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月16日 23時
